
こんにちは、ユウジです。
2020年4月16日(日本時間)に、Apple から新しい iPhone SE が発表されました。
今回は公式Webサイトの更新という静かな発表でした。
1ヶ月前の iPad Pro, MacBook Air 発表と同様に、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためイベントは行われませんでした。静かな発表になりましたが、コストパフォーマンスの点で多くの人から注目されています。
本記事では、文章・写真のみで公開された情報を元に私の感想等を書いていきます。
目次
(はじめに)私は昨年10月まで初代SEユーザーでした
2020年10月15日、iPhone 11 Pro に乗り換えるまで、私はSEユーザーでした。
私が使用していた iPhone SE は、2016年3月に発売された初代モデルで、私は3年1ヶ月に渡って使用してきました。
私が3年1ヶ月という長きに渡って使用してきたのは、これまでに幾度も新型SE登場のリークが出ていたからです。”リークが出るたびに毎回期待してはガッカリ”ということは、私同様にSEを長く使ってきた方ならお分かり頂けると思います。過去の記事もぜひお読み下さい。
性能や容量的に「さすがにもう待てない!」となって、私は 11 Pro に変えるという決断に至りました。

誰でも片手で持てる初代 iPhone SE
初代発売から4年1ヶ月が経ってからの新型発表。流石に遅すぎたと私は思います。
今回の発表まで持ち続けた初代ユーザーは、かなり少ないのではないでしょうか。個人に思うことですが、一つの機種を持ち続けるのは3年が限度です。
新型のSEは、サイズ・スペックともにアップ!
初代の話は程々に。
それでは、新型のSEについて見ていきましょう!
サイズは、4インチから4.7インチにアップ!
初代は手が小さい人でも片手で持てる4インチサイズでしたが、新型は4.7インチです。
4.7インチは2014年秋発売の 6 から採用されているサイズで、今年で6年になります。去年発表のモデルには4.7インチのサイズはありませんでしたが、2018年にXS,XRとともに発売された8は4.7インチでした。
ということで、それほど年月が経っていない 8 の後継機という位置付けとなります。
8 は、ホームボタン・指紋認証搭載で4.7インチの最後の iPhone となっていました。今回特別に中身をアップグレードしてSEとして再登場したという感じです。
SEというのは、Special Editionの略でありますが、スペシャルというのは「過去のモデルを中身刷新で特別価格で提供しますよ!」ということであると自分のなかで明白に定義付きました。
コンパクトというのもSEの特徴ですが、それはさほど重要ではなく副次的なものだと思います。
4インチという最高に持ちやすいサイズでしたが、流石にそれでは小さいと言わざるを得ない状況に最近はなってきており、4.7インチで私は妥当だと感じています。
トレンド的にスマホサイズが大型化しているからという理由ではなく、各種コンテンツのつくりが4インチ主流の時代(2013年頃)よりも大型化しているからです。
ブログを書いている私にとっても、これは朗報です。
4.7インチが最小となることで、少々文章が長くなっても読み疲れが起きにくくなるので、表現の幅が広がります。写真や動画の配置等も制約が大分少なくなります。
スペックは、A9から最新のA13チップにアップ!
2015年秋発売の iPhone 6s と同じA9チップから、一気に最新のA13にアップしました。
4世代(4年)の進化は非常に大きなものです。
パソコンでは少し深い知識を持った層以外にはあまり違いが分からないかもしれませんが、スマートフォンでは詳しくない人でも体感ですぐに分かるレベルで進化しています。
「ちょっとした自慢です。」と公式サイトにはあります。
「SEを手に取ったユーザーは、周囲に自慢できるよ!」という感じですかねぇ。
FeliCaに対応! SEで電車に乗れるようになった
これは本当に万歳です。
初代のSEは、FeliCa対応の 7 の半年前というタイミングで登場したため、FeliCa 非対応でした。
安価なSEにFeliCaが対応したことで、キャッシュレスがさらに広がっていくと期待しています。
指紋認証は、マスク着用時にも使えて便利!
新型コロナウイルスの感染が広がる今、日本のみならず多くの国々でマスク着用が習慣化してきています。外出時に殆どの人がマスクを着用し、ウイルス感染を警戒しています。
そんななかで、新しい認証システムとして普及しつつある顔認証は、役立たずの技術になってしまっています。
iPhone では、2017年発売の X から顔認証 "Face ID" がそれまでの指紋認証 "Touch ID" に代わって搭載されるようになりました。しかし、これが残念ながら役立たずになってしまっています。
なんでかって言うと〜...(遠藤チャンネル風)
マスクを着用していると認証が通らないからです。口・鼻を覆ってしまうと認証できないのです。以下の画像のように、6桁のパスコード入力を要求されます。
これが不便極まりない!!!!!
認証の度にマスクを外すなんてことは、面倒ですし、ウイルス感染のリスクを高めてしまう行為なので出来ません。6桁のパスコード入力をしなければなりません。
パスコードでの認証は、セキュリティ上でかなりリスクが高くなりますが、ウイルス感染リスクと天秤にかければパスコードを選択せざるを得ないでしょう。
Face ID による認証を設定しているアプリでは、こういう画面になります。
「Face IDをやり直す」で複数回エラーを出すと、パスコード入力の要求に切り替わります。
アプリを開くということにも時間が掛かってしまいます。
QUICPayでの支払いもこんなに不便に!!
こんなの全然クイックじゃない!( ´△`)
パスコードを入力するくらいなら、物理カードで支払った方が安全かつスピーディだと私は思います。
以上のようなことが、マスクをしていると起こります。
Androidにも顔認証を搭載している機種がありますが、その多くは指紋認証も併せて搭載されています。顔認証が使えないシチュエーションでも指紋認証を使うことで、顔認証と同等の速度で認証が完了します。
Apple は、新しい技術を開発すると古い技術は完全に捨ててしまいがちな傾向にあります。しかし、このご時世でそれは大失敗しているように見えてなりません。ホームボタンとは違う形で 11 Pro にも指紋認証があれば、全然違っていたのに...。
指紋認証 "Touch ID" を搭載している iPhone SE は、このご時世では評価がかなり上がると私は予想しています。
顔認証を推進したいのであれば、今年出るであろう 11 Pro の後継機(12?)の顔認証はマスクをしていても認証出来るようにして頂きたいものです。そうならないと SE にハイエンド機使用のユーザーが流れてしまって、Appleにとってもユーザーにとっても望ましくない結果に至ってしまいそうです。
カラーは3色
カラーは、ブラック, ホワイト, プロダクトレッドの3色です。
画面側のベゼルとホームボタンは、ブラックに統一されています。
4万円台から買える! ライバルは Google Pixel 3a
新型 iPhone SE の価格は、64GBで 4万9,280円(税込)です。
4万円台から買えるということで、安くて割と性能の良い端末を買いたい人には人気が出そうです。
SIMフリー版価格表(税込)
64GB | 128GB | 256GB |
49,280円 | 54,780円 | 66,880円 |
SIMフリー版は、Apple Store(店舗、オンライン)の他に、ヨドバシカメラのマルチメディアAkibaとマルチメディア梅田、ヨドバシドットコムでも販売しています。現在は予約受付中です。
Apple Store は、新型コロナウイルスの影響により当面営業を休業しているためオンラインのみで購入可能です。ヨドバシカメラに関しても同様です。(緊急事態宣言による営業自粛要請に応じるため、5月6日まで店舗は休業しています。)
一方、Google Pixel 3a は、49,500円(税込)です。
サイズは5.6インチで、SE同様にFeliCa搭載・指紋認証で容量は64GBです。
価格帯が同じなので、比較してみると面白いと思います。SE発売を受けて(Google側も事前に知っていたとは思いますが)、6月くらいには 3a の後継の 4a が出てくるのではないかと私は予想しています。多分、Google・Apple両社ともに意識していることでしょう。
Google の Pixel は、Apple の iPhone とは違った方向で非常に面白いスマートフォンです。
個人的にはどちらも非常にコストパフォーマンスに優れていると思います。
まとめ
最新機能が搭載されて、レベルアップした iPhone SE。
リーズナブルな価格も相まって、日本国内では人気機種上位5位くらいにランクインすると思います。
ハイエンドの 11 Pro を持つ私としては、9月頃発表の iPhone 11 Pro の後継(12?)が本番のようなものなので、Apple にはそこでSEに一つも劣る点のない端末を出して貰いたいと思います。5G対応も注目ですが、Face ID のマスク対応も切望しています。
スタートの段階でスムーズでなければ、他の性能が低くてもSEの圧勝です。
本当にこれは大きな問題だと思います。今まではマスク着用者が異様に多い日本人という感じでしたが、今は世界的にマスク着用が広がっています。
自分で後戻りが出来ない状態にしてしまったAppleが、秋にどんな素晴らしい端末を出すのか楽しみです。