【イヤホンにもPro!?】 "Pro"の増える最近のAppleにとって"Pro"とは?

こんにちは、ユウジです。

 

10月29日未明、Apple から AirPods Pro が発表されました。

9月の iPhone 11 Pro に続き、新たな"Pro"が製品ラインナップに追加されました。

このように Apple では、Pro と名が付く製品が、近年増えてきています。

 

そんな Apple にとって"Pro"とは、どういうことなのかを本記事では読み取り、考えていきます。

 

目次

Proの原点。MacにとってのProとは?

"Pro"の原点は、パソコンのMacです。

ノートパソコンのMacBookシリーズでは、2006年1月に MacBook Pro が登場しました。これがApple初の"Pro"と名の付く製品です。

MacBook Pro 13インチ 2018年モデル(Touch Barなし)
MacBook Pro 13インチ 2018年モデル(Touch Barなし)

 

続いて、2006年8月にデスクトップ型の最高峰モデルとして Mac Pro が登場しました。

もうすぐ登場する Mac Pro 2019年最新モデル
もうすぐ登場する Mac Pro 2019年最新モデル

 

 

 

1991年、Apple はノートパソコンを初めて発売しました。

その名前は、PowerBook でした。

その後、1999年7月に廉価版・入門機種の iBook が登場したことによって、高機能モデルに位置付けられることになりました。

そのPowerBookの後継として、2006年1月に MacBook Pro が登場し、今もノートパソコンの高性能モデルには MacBook Pro という名前が付けれれています。

 

デスクトップ型の方は、1994年に Power Macintosh という、1984年から続いたそれまでの Macintoshシリーズとは一線を画す高機能モデルが登場しました。

デスクトップ型の方では、この段階で既に"Power"が高機能モデルとして位置付けられています。

1998年に、Macintosh がお洒落で先進的な iMac に変わりました。

これが、初代iMac。(iMac G3)

 

それに合わせて、プロなどが使う高機能モデルの方も Mac という名前に変えようということで、1999年に Power Mac と名前を変えてリニューアルしました。

そして、2006年8月にそれまでの Power Book と同様に、名前を Mac Pro と改めました。

 

 

以上を簡単にまとめると、Apple が "Pro" という名を使い出したのは、2006年ということになります。それまで高性能モデルに付けられていた Power を捨て、Pro に変えたということになります。

 

 

Powerも”体力ある筋肉質なアスリートマシーン”という感じで、プロの方達に使って欲しいという気持ちがよく分かって良いと思います。

しかし、もっとシンプルにイメージして貰いたかったのでしょう。

 

Proに変わったことで、

これを持つ人は、プロだ!

これを持っている自分は、プロなんだ!

という風に思わせ、ユーザーの製品への愛着と「あれは凄いものなんだ!」という権威性がより強まったのではないかと私は思います。

 

 

iPadにとってのProとは?

2015年9月、iPad Pro が登場しました。

この当時、私は「iPadにも"Pro"か...。」と思いました。

2006年から9年に渡って、Pro といえば Mac の高機能モデルという風になっていました。

 

タブレット端末のiPadなんて、プロが使うのか?」という風に、当時は違和感を抱きました。

 

ソファーに座りながらiPadを操作して見せるスティーブ・ジョブズ
ソファーに座りながらiPadを操作して見せるスティーブ・ジョブズ

 

初代iPad発表の時(2010年)、スティーブ・ジョブズはこのようにソファーに座りながら操作して見せていました。

 

こんな端末をプロが使うの?

プロは、MacBook Pro や Mac Pro をガシガシ使うもんでしょ?

という風に、感じました。

 

 

しかし、最近はどうでしょう。

他社製品では、Microsoft の Surface Pro で、スタイラス(タッチペン)を使って画像編集などをするその道のプロも割と目にするようになってきました。

Windows で、スタイラスを使ってきめ細やかな編集が簡単に出来るということに価値が高まってきています。

 

 

このような変化は、iPad Pro が出た辺りから起き始めました。

Microsoft同様に、パソコンのOS "Mac OS X" を搭載しないのか?」という風に疑問の声が上がっていますが、Apple はそれに対して「タブレット端末には、パソコンと同じではなく、その形態に適したOSを載せるのが至高だ。」という風に応えています。

 

MacBookシリーズを除く、他社のノートパソコンの殆どよりも iPad Pro が優れている」と度々 Apple は宣伝しています。

そして今年9月に、iPad OS に切り替わり、「単なる iPhone のビッグサイズ版ではないよ。」という印象を私たちに抱かせています。

 

iPhoneにもProが追加された! iPhoneのProとは?

今年9月、iPhone にも"Pro"が追加されました。

iPhone 11 Pro です。

iPhone 11 Pro
iPhone 11 Pro 10月15日に購入しました。

いま私も使用しています。とても高性能です。

 

私は、この iPhone 11 Pro が発表された時、Apple公式サイト上に配信されたライブで、その様子を視聴していました。

 

三つカメラが並んだスタイルを見て、多くの人が「タピオカメラ!」と言っていますが、Appleにとってもっと重要な変化があります。

それは、iPhone で初めて"Pro"と名の付くモデルが登場したことです。

 

iPhone 11 Pro

Appleの公式サイトの iPhone 11 Pro のページでは、最初に「Proという名を持ちました。」とアピールしています。

 

操作を複雑にすることなく、はるかに多くの機能を加えた革新的なトリプルカメラシステム。かつてなく延びたバッテリー駆動時間。機械学習の精度を一段と向上させ、スマートフォンにできることを広げた驚くようなチップ。Proという名にふさわしいパワーのある初めてのiPhoneです。

  • 機能性向上のトリプルカメラシステム
  • バッテリー持ち向上
  • 性能アップ

これら三つの性能が向上したことで、「これは、Proと付けるべきだ!」と判断したということが分かります。

 

最初「携帯電話にプロ!?」という風に思いましたが、Apple は携帯電話という枠を完全に無視してさらに大きな世界を見ているということが、よく分かりました。

 

トリプルカメラとコンピュータでカメラ性能を高め、バッテリーの持ちを向上させたということは、一眼レフカメラを持つプロの写真家などにも使ってもらいたいという意志があるように感じます。だから、"Pro"なんでしょうね。

 

まさかのAirPodsにもProが出た!

10月29日の未明(日本時間)、AirPods Pro が静かに登場しました。

AirPods Pro

これは、何なんだ!?

まだ出たばかりなので、こういう風に私は思っています。

 

イヤホンに"Pro"か...。

 

  • アクティブノイズキャンセリング
  • 耳へのフィット感UP
  • 耐汗耐水性能を追加
  • 高品質な重低音!

製品の特徴は、ざっとこんな感じです。

 

う〜ん。 なるほど、これが"Pro"か...。

私はまだ違和感があります。

 

例えば、歌手・アイドルなどのアーティストは、イヤモニと呼ばれる特注のイヤホンをライブやコンサートなどで使用しています。

この人たちは、プロですよね。 特注でもないイヤホンを使うのか...?

 

機能や性能が上がっても、イヤホンだけはまだ納得できません

今後、AirPods Pro が浸透していくのを見ないと、まだ私は理解できません。

 

【10月30日】

早速、入手した方がいらっしゃるので、実際のレビュー動画を視聴してみましょう。

 

 

AppleにとってProとはどういうものなのか?

Macなら、画像編集や動画編集などのパワーが必要な作業に耐えうる力を持っていることの証として、そのような製品に"Pro"と名付けていると思います。

iPadも似たような感じですかね。

 

iPhoneは、暗がりや明暗激しいシチュエーションでも美しく撮れるカメラ性能や長持ちするバッテリー、全体的な性能アップなどが"Pro"の条件と言えると思います。

 

AirPodsは、音質向上・ノイズキャンセリング・耐水性能などが、過酷な条件に耐えうる力を発揮するということで"Pro"を追加したのだと思います。

 

Appleにとっての"Pro"

それは、まとめると「過酷な条件でも対応できる」ということなんだと思います。

 

これからもProは増えていくのでしょうか。

例えば、Apple TV Pro

Apple がどういう製品を出していくのか、これからも楽しみです。

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