【機種変更】 iPhone 11 Pro を購入。これはある種の魔法だ!

こんにちは、ユウジです。

 

iPhone 11 Pro を先日購入しました。

購入から3年1ヶ月が経過した iPhone SE が容量、性能ともに限界を感じてきたので、新型iPhoneに移行することにしました。

 

本記事では、2019年秋の新型 "iPhone 11 Pro" に替えてみて感じた性能・感覚・感情の変化を紹介していきます。
 

2020年4月19日追記

Apple から新型(2代目)の iPhone SE が発表されました。本記事で取り上げているSEは、初代のSEです。新型のSEについては、以下をご覧ください。

【遂に!】2代目の iPhone SE が登場 4万円台から買える最新機

 

 

目次

感覚の変化

※本記事の iPhone 11 Pro の外観写真は、すべて iPhone SE で撮影しました。移行前ラストショットを、温かい目でご覧ください。

デカイ!!

iPhone 11 Pro

こちらが iPhone 11 Pro です。

これまで使ってきた iPhone SE は画面サイズが4インチで本体も小さかったので、5.8インチへの変化は、とても大きく感じました。

 

SE の後には、2016年秋発売の”7”と2017年秋発売の”8”が、それぞれ4.7インチの画面サイズでした。 SE の前年秋(2015年)に発売された”6s”も、2014年秋発売の”6”も、4.7インチでした。

2013年秋の”5s”が、SEと同じ4インチでした。

 

既に少し大型化した4.7インチモデルの発売が続き、4インチのユーザーが少数派になりつつあった2016年の春に、”5s”とほぼ共通のデザインとサイズで”6s”と同等の性能に刷新して発売されたのが”SE"です。

 

SE が発表された当初でも、「2年半も前の見た目にしたのか... 古い!」という声がありました。その一方で、”片手でしっかりと掴める4インチサイズ”に魅力を感じる人も見られました。私もその一人です。

 

6以降、サイズが大型化したことを快く思わないユーザーも一定数いました。

そのような声を反映し、中身を最新技術に刷新したことで、当時は評価が割と高かったように記憶しています。

 

度々、SEタイプの新モデルが発売されるのではないかという噂がありましたが、いつまで経っても発売されず、そうしたなかで SE に対して陳腐化してきたという印象が強まってきました。

 

 

購入から3年1ヶ月が経過し、容量・性能が限界だと感じ、私は小型志向をやめて 11 Pro に移行するという180度転換した決断をしました。

 

 

まだ所有して間もないですが、「5.8インチというサイズはそこまで悪くもないかな?」という風に感覚が変化しました。

 

数年間に渡って、大型サイズのユーザーの声を見聞きしてきましたが、

慣れたら違和感を抱かなくなる。」「むしろこのサイズが良いと感じて、4インチには戻れなくなる

などの声をよく聞いています。

 

実際に所有してみて「そうなのかもしれないかな?」という風に、私自身の感じ方が改まりました。

 

 

ホームボタンがない!

これは、正直言ってそんなに重視していませんでした。

SEの前まで、私はAndroidユーザーでしたので、ホームボタンに強いこだわりはありませんでした。

 

古くからのiPhoneユーザーには、2017年発売の iPhone X が発表された当初、ホームボタンが廃止されたことを嘆く声も目立ちました。

ホームボタンが使いやすかったのに...

ホームボタンがあることこそが、iPhoneのアイデンティティでもあるのに!!

といった声が印象に残っています。

 

iPhoneにとって大きな変化ですが、

私は今もその部分には重要視していないので、写真を撮りませんでした。

 

指紋認証から顔認証に変化

これは、すごく楽になったような気がします。

ホームボタンに指を置く”という一瞬の指の動きがなくなるだけですが、この一瞬が私には大きいように感じました。

 

ロック画面だけではなく、アプリの起動も格段と便利になりました。これまで私は、LINEなどのセキュリティを高めたいアプリでは、起動の際に Touch ID(指紋認証)を設定していました。アプリ起動の度に、ホームボタンに指を当てる必要がありました。

 

Face ID(顔認証)に進化し、これからは画面を見ていれば開けるようになりました。

 

 

TrueDepthカメラ(インカメラ)は暗がりでも、認証に難なくクリアできます。 暗室や洞窟などの真っ暗闇に入らない限り、殆どのシチュエーションで認証できるのではないかと思うくらい、性能が良いです。

 

スクリーンショットがしやすくなった!

今までの SE では、画面下のホームボタンと本体上部の電源ボタンを同時に押すことで、スクリーンショットを撮っていました。

しかし、11 Pro では、本体左側(持った時に見て)音量のプラスボタンと本体右側の電源ボタンを同時に押すことで、スクリーンショットを撮ります。この操作は X から共通です。

 

掴む形に変わって、使いやすくなったと感じています。

 

性能の進化

私は所有してから3年1ヶ月でしたが、

SE 発売から 11 Pro 発売までの3年半の性能の進化は、非常に大きなものです。

 

 

パソコンやカメラなどの成熟業界は、3年半で”ハッキリと目に見えてわかる”成長はあまり見られません。(その道に詳しい方からは、「すごい変わっているよ」と言われるかもしれませんが、大半のユーザーがパッと体感で分かる程の変化はしていません。)

 

テレビは、もっと顕著です。某社のあの「世界の亀山モデル」などが、近隣諸国の競争に負けてしまった訳ですからね...。

 

しかし、スマートフォンの進化は凄いですよ!

例えば3年半前は、暗闇でフラッシュなしの撮影など不可能でした。

AIを活用して、複数の写真を瞬時に美しく合成して1枚の写真を作り出すという技術が、急激に進化したため、フラッシュなしでも綺麗な写真が誰でも撮れるようになりました。

ここ1,2年で、急激に進化しています。

 

スマートフォン業界は、まだまだ成長していく段階だと個人的に思っています。

来年には5Gという新しい移動通信技術が、日本でも本格運用される予定ですし、間違いなく大きな変化が起きると思われます。

 

 

iPhone 11 Pro は、広角から望遠まで美しく撮れる!

写真を出しながらコメントしていきます。

都庁を0.5倍、1.0倍、2.0倍とズーム倍率を変えて3枚撮影してみました。

都庁を iPhone 11 Pro で撮影(ズーム0.5倍)
都庁を下から見上げる ×0.5

こちらが0.5倍です。

この画角は歪みが強いため、その活かし方次第で良し悪しが決まってきます。ほんの少し前後、左右に傾けるだけでも大きく変化します。iPhone の特性というより、広角レンズの特性です。

一眼レフカメラの交換レンズでも、広角では歪みが生じます。

 

都庁を iPhone 11 Pro で撮影(ズーム1.0倍)
都庁を下から見上げる ×1.0

こちらが1.0倍です。

iPhoneにおける標準画角です。

個人的にこの画角は安心感があります。”ザ・写真”という感じですね。

 

都庁を iPhone 11 Pro で撮影(ズーム2.0倍)
都庁を下から見上げる ×2.0

こちらが2.0倍

望遠でもクッキリ解像してくれます。

 

 

都庁と花壇を iPhone 11 Pro で撮影(ズーム0.5倍)
都庁をお花と一緒に下から見上げる ×0.5

こちらは、お花と絡めて撮影した写真です。

ズームは0.5倍です。人口のグレーが多い画に、自然の彩りを添えると、なんだか優しい雰囲気になりますね。

 

空の色諧調も豊かです。このようなコントラストの激しいシチュエーションでは、淡い水色も含めて真っ白になりがちですが、iPhone 11 Pro では私たちが見たままの風景を作画してくれます。この豊かな色階調は、次世代のスマートHDR(Apple公式の表現)という技術の力です。

 

今まで私が使ってきた iPhone SE では、このような写真を撮影できません。

ほぼ確実に、空全体が真っ白になります。

もちろん、このようなワイドな画角での撮影も不可能です。

 

 

西新宿を iPhone 11 Pro で撮影(ズーム10倍)

最大ズームの10.0倍にすると、こんな感じになります。

最大ズームでは流石にアラが目立ちますが、色調感や解像感など最低限のラインを保っています。個人的に常用したくありませんが、絶対に嫌というほど画質は酷くありません。

 

新宿大ガードを iPhone 11 Pro で撮影(ズーム4.6倍)

こちらは、4.6倍の画角です。

新宿大ガードの背後に歌舞伎町の雑居ビル群が建ち並ぶこの光景は、”ザ・新宿”という感じの画です。

 

内蔵ソフトウェアの判断で、コントラストは高めに作画されています。

なかなか分かっているじゃないかぁ!」という風に感じました。この写真は一切手を加えていませんが、撮影後に補正等をしなくても問題なさそうです。

 

 

iPhone 11 Pro は、夜景が驚くほど綺麗! ☆プロの技術並み☆

iPhone 11 Pro は、暗がりに強いです。

以前私は、Pixel 3a の記事(性能も価格も理想のAndroid! Google Pixel 3a)で、Pixel の夜景モードを絶賛しましたが、iPhone 11 Pro はそれと変わらないくらいに暗がりに強くなっています。記事を書いた当時は、iPhone の暗がりでの強さは Pixel よりも劣っているという風に感じていましたが、それを数ヶ月で見事挽回したと言えます。

 

阪急淀川橋梁を iPhone 11 Pro で撮影(ズーム1.0倍)
阪急神戸線(中津〜十三) 淀川橋梁にて

こちらが、阪急神戸線・宝塚線・京都線の淀川橋梁を23時頃に撮ったものです。

この明るさ!

肉眼並みに明るく撮影できました。

三角形の集まったトラス橋の輪郭がくっきりと写り、水面の輝きも捉えられています。

 

 

撮影をする際、AIが瞬時に「これは明るめに撮らなきゃ!」と判断し、ちょっと特殊な撮影方法が取られ、私はそれに従ってシャッターボタンをワンタップするだけで、この写真が撮れました。

 

どういうことなのかというと、シャッターボタンを押した際に「3秒間じっとしていてください」という感じの表示が出てきます。その3秒の間に iPhone 11 Pro は複数の写真を撮影し、合成処理を行って明るく鮮明な1枚の写真を作り上げているのです。

 

同様のものは、Pixel 3a の夜景モードにあります。しかし、あれはユーザーが撮影の際に「夜景モード」を選択する必要があります。ユーザーが何もいじらなくても自動的にAIが判断して適用しますので、その部分において iPhone 11 Pro の方がより高性能であると言えます。

 

数秒間じっとしていてください」という感じに指示されますが、三脚などに固定しなくても問題ありません。シャッターを数秒間開き続けている訳ではなく、複数枚撮影していますので、極端にフレームがずれるといったことがない限り、綺麗に合成されます。

手持ちのブレ程度なら大丈夫ということですので、これは夜の撮影スタイルを一変します。

 

普通のカメラでこのような写真を撮る場合には、長時間露光(またはバルブ)という撮影を行います。これは数秒間シャッターを開き続けることで、明るく撮影するというスタイルです。

これをやる場合、三脚が必須になります。

 

 

そういった上級者やプロが使う技法に近い効果を、iPhone 11 Pro なら簡単に得られます。

 

阪急淀川橋梁(十三南詰)を iPhone 11 Pro で撮影(ズーム1.0倍)
阪急神戸線(十三~中津) 淀川橋梁にて

上と同様の場所です。

暗い細部、背後のマンションやビルを見て「よく解像されているなぁ」と感心しました。橋桁の数字もクッキリと見えます。

本記事にUPしている写真は、圧縮しているので解像度が落ちていますが、オリジナルの写真はもっと凄いです!

 

深夜の根津神社(西口)を iPhone 11 Pro で撮影(ズーム1.0倍)
根津神社(西口) 鳥居

 

深夜の根津神社(北口)を iPhone 11 Pro で撮影(ズーム1.0倍)
根津神社(北口) 鳥居

 

この2枚は、東京都文京区の東京大学近くにある根津神社の鳥居の写真です。

撮影した時間は、23時頃です。

 

これは神秘的ですね!

今までの iPhone ならノイズまみれの暗い写真になっていたことでしょう。

いずれも「1秒間じっとしていてください」という感じに指示されました。

 

 

明るいということは、こんなに素晴らしいことだったんですね。

iPhone 11 Pro を手にして夜景を撮影した多くのユーザーが、こう感じていることでしょう!

手にしていなくても、このように本記事の写真から、大半の方は実感して頂けたのではないかと思います。

 

キャッシュレスの利便性が進化(SEからの場合)

iPhone SE には、FeliCaチップが内蔵されていなかったため、Suicaやクレジットカードなどは物理カードを持ち歩く必要がありました。

しかし、iPhone 11 Pro にはFeliCaチップが搭載されているので、その必要がなくなりました。

 

FeliCaチップは、7以降のすべてのiPhoneに搭載されています。SE は7より半年前に発売された iPhone で、最後のFeliCa非搭載機でした。

7の発売が2016年秋で、SE は2016年春でした。

 

もう今年で4年目に入るので、FeliCa搭載機はだいぶ浸透してきたと思います。

そんななかで、今までコンパクトだからという理由で SE を使い続けてきました。

しかし、移行してモバイルSuicaで電車に乗ったり、買い物をしたりすると、「もっと早く新機種に移行すべきだった...」と思うようになりました。

 

iPhone 11 Pro モバイルSuica
モバイルSuica 決済画面

 

これまでサイズに強いこだわりを持っていた私が、それがどうでも良いと思ってしまうくらい私にとっては衝撃的でした。

iPhone を直接かざすだけで、電車に乗れて買い物が出来る!」これがこんなに楽なのかと3年も経過した今になってようやく感じることが出来ました。

 

今まで持っていた物理カードのSuicaは、モバイルSuicaに移行させたので、役目を終えました。12年3ヶ月間に渡って使い続けたカードが、新しいiPhoneのデータとして変化したことは、私にとって非常に感慨深いことでした。

不要になったSuicaカード
役目を終えたSuicaカード

 

使い始めたのは小三の夏。

その時にキャッシュレスに対して不思議そうに眺めていたのが懐かしい...。

移行する際には、これまで使ってきたカードを下敷きにするような感じで、FeliCaチップ同士を接近させて無線通信による引継ぎを行いました。

 

自分の持っているSuicaカードがこんな風に変化するなんて、持ち始めた頃には全く想像できませんでした。まるでドラえもんのひみつ道具を持ったようです。

 

キャッシュレスは12年で大きく進化しましたね。

 

まとめ

本記事を書き始めた当初は、スマートフォン一つで、こんなに語ることになるとは思いもしませんでした。それくらい特筆すべき点の豊富な高性能スマートフォンです。

主要な部分は、おおよそ紹介できたと感じています。

 

カメラの性能進化や各種の性能進化は、「ある種の魔法のようだ!」と私は感じています。

日本語にはあまり見られない表現かと思われますが、これは"A kind of magic"に由来(個人的に)しています。 私の今の iPhone 11 Pro を持った感情として、最もふさわしい表現です。

 

iPhone 11 Pro ...

It's a kind of magic!

 

iPhone 11 Pro...

それはある種の魔法です!

 

 

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