
こんにちは、ユウジです。
洋服、靴、スマホ、パソコン、お米、牛乳、家具...etc
挙げきれないくらいに、私たちの身のまわりの商品には、「選択の自由」が広まっています。それは、ほぼ全てと言って良いでしょう。
製造に特殊な技術の必要な商品とか、ごく稀に選択できるものを全て比較できることがありますが、ほとんどの商品は全て比較できない程、膨大な量の選択の幅があります。
そんななかで、「選択の自由」のあり過ぎる現代社会で、私たちは如何に生きるべきでしょうか。本記事では、そんな現代社会に消耗せずに生きる「選択」を一つシェアしていきます。
目次
選択の固定化
現代社会の殆どの商品は、「選択の自由」に溢れています。
例えば、アパレル(衣類)。
読者のなかに、「現代社会で選択できる全てのアパレル商品を見た!」という人はいますか?
まあ、いないでしょうね。
見ている間にも新商品が生産されているので、それはほぼ不可能です。
これは極論すぎますか?
では、アメ横、アメ村、原宿などを考えて見てください。
歩き回るのもそうですが、選ぶだけで疲れてしまいます。
そういう所で買った商品は、知人の誰とも被らないレアな物が手に入るかもしれません。
しかし、レアな物を着用しても、あなたの本質的な価値は上がりません。
ここ数年私は、いくつかの選択を固定化しています。
ジーンズパンツは、ユニクロのEZYジーンズ。
インナーは、ユニクロです。
秋冬春は HEATTECH(ヒートテック)、夏は AIRism(エアリズム)を選択しています。
スマホ・パソコンは、Apple。
このように、選択を固定化するというライフスタイルは近年広がりつつあります。
例えば、ミニマリストしぶさんは、服や靴などを定番の商品と色で統一されています。
そこまではしたくなく、ある程度は選択の幅を持ちつつ、ガチャガチャさせず雰囲気は統一したいという志向なら、シンプリストの無印ハヤシさんのような感じの「選択の固定化」になるでしょう。
無印ハヤシさんは、生活の品を無印良品の商品で統一し、その統一された雰囲気の商品のなかの少ない選択肢から選び取るといった感じで「選択」をされています。
無印良品だけではなく、ユニクロなどの商品も使用されているようですが、「シンプルなデザイン」という志向の部分では「選択の固定化」をされていると言えます。
無印良品のブランド思想の部分への理解と共感もあり、自分に合うと思えるからということで、彼は無印良品を好んで購買されているようです。
このようなブランドの段階での「選択の固定化」は、ミニマリスト程まで制約がないので、多くの人が取り入れやすいのではないでしょうか。
「選択の固定化」をするメリット
「選択の固定化」をすることで得られるメリットは、いくつかあります。
様々な場所で買える
「選択の固定化」は多くの場合、「選択の定番化」です。
iPhone や MacBook なら、Apple Store に行けばいつでも買えます。
私の場合、ジーンズとインナーをユニクロにしていますが、ユニクロは全国津々浦々にありますね。余程の山奥や離島に行かない限り、殆ど困りません。
破れたり、国内旅行中に紛失するなどの困った時には、すぐに買うことができます。
ミニマリストしぶさんの著書『手ぶらで生きる。』(サンクチュアリ出版, 2018年)にも同様のことが書かれています。
「黒スキニーを買うときは、ジーユーの28インチ」と決めてあるので、お店選びも迷わないし、店内に入って商品を手にしたら、すぐにレジへ直行。
履き心地もサイズ感も同じだから、試着する手間も省ける。
それも、買い直したのは旅先の京都。洗濯の繰り返しによる色落ちが気になり出し、突如思い立った買い換えだったが、「今、京都で同じものが換える......!」と、ちょっとした感動すらあった。
『手ぶらで生きる。』(p.75, サンクチュアリ出版, 2018年, ミニマリストしぶ著)
これこそ、ファストファッションだなと思いました。
「気軽にどこでも、さっと買える」
まさに、マクドナルドなどのファストフードのアパレル版「ファストファッション」だな〜。マクドナルドも全国津々浦々どこでも、気軽にパッと食べられますからね。
無印良品もそうです。
主要駅の近くやイオンモールなどに行けば、だいたい出店してあります。
ユニクロと同様に、国内旅行中でもパッと買えます。
いつでも買えるから、気を遣わずに使用できる。
「これが破損したら、もう売っていない。」
こんなことを考えて使用していては、大きなストレスが掛かります。
例えば、そんな服を来ていても緊張して不自然になるだけです。
普段の生活で緊張する服を着るのは疲れるだけです。
定番の服やファストファッションなどで、十分です。
定番の服に関しては、高いもの安いもの関係ありません。
要するに、「価格に限らず、また手に入るという物であれば、安心して使用できるよね。」ということです。ルイ・ヴィトンの定番品が好きなら、それでも良いと思います。
スマートフォンのなかでは、価格が高い部類に入りますが、Apple の iPhone もそうです。
Apple Store に行けば、すぐに同様のものが手に入ります。(2年くらい前の機種まで販売してあります。)
価格の変動が少なく安定しているから、金額の把握がしやすい!
「選択の固定化」によって、お金の管理がしやすくなります。
定番化した商品では特に、価格の変動率が低く、必要な金額が把握しやすい傾向があります。
例えば、私が「選択の固定化」をしているインナーとジーンズの必要金額は殆ど変動しません。
ユニクロの HEATTECH(ヒートテック)は、990円 + 消費税 で殆ど変動しません。
たまに、790円 + 消費税 の時もありますが、基本価格の 990円 + 消費税 は変動せず、安定しています。

色味を調整するのが難しかった...。
ユニクロのEZYジーンズは、数年前に初めて履いて「コスパ良いし、これに統一しよう。」という風に決めて以来、ずっと買っています。
大体、半年くらいすると色あせてくるので、その辺りで買い換えています。
価格は、3990円 + 消費税 です。これは数年前に初めて見た時から変わっていません。
半年経てば、買い直しでこの金額が必要になるということが把握できます。
アメ横やアメ村などに行って衝動買いをしてしまうと、こういうルーティーンがなく、服にいくら使っているのかが不明瞭になりやすいです。必要金額の統一感が崩れ、出費がその時々で大きく変動してしまいます。
衝動買いした物ほど定着せず、選択を固定化した物は定着する。
だいたい、そうやって衝動買いしたようなものは定着せず、他の物を求めるようになって浪費に陥りやすくなります。
ちなみに衝動買いは、
「安いから」
「お得だから」
こういう理由で、価格だけに心動かされて買ってしまうことも含みます。セール品は本当にあなたにとって良い商品でしょうか? 大抵の場合は、そうではないでしょう。
無印良品の定番商品「フランネルシャツ」には、現在「飽きるほど、着てほしい。」というメッセージっぽいキャッチフレーズがあります。
「こういうシンプルな物こそ長く使えて丈夫!」という風に無印良品は私たち消費者に訴えかけています。私はこのような訴えかけに賛同します。
まとめ
ここまで紹介してきた「選択の固定化」によるメリットは以下の四つです。
一部当てはまらない物もあるかもしれませんが、大半の物は全て当てはまります。
- 様々な場所で買える
- いつでも買えるから、気を遣わずに使用できる
- 価格変動が少なく安定しているから、金額の把握がしやすい
- 選択を固定化した物は、定着する
心理的(感情的)なメリットは、気を遣わずに使用でき、定着するということです。
コスト的なメリットは、価格変動が少なく買い替えの時にも金額が大きく変化しないということです。
衝動買いはただの浪費になり、定着しないということについては、
一見コスパが良く見えるセール品に飛びつくことも懐疑的に捉えるべきだという風に、私の考えを述べました。 特に金欠な人ほど、こういった販売者側が仕掛けた罠に騙されやすいのではないかと私は感じています。
価格で判断せず
レア度で判断せず
持続的に使えるかどうかで(次に同じものが買えるかどうかも含む)、買うかどうかを考えてみては如何でしょうか?
そういう購買行動こそ気持ちも安定して豊かに過ごせると私は考えています。
あなたも「選択の固定化」をして、身軽に生きてみませんか。