廃止迫る開かずの踏切と古い東淀川駅舎

こんにちは ユウジです。

 

2018年11月11日(日)に、大阪市の東淀川駅南北にある踏切と築78年現在の駅舎が廃止されるそうです。現在のスタイルは、あと6日となりました。多分、切り替わる11日までに東淀川駅を訪れることがないと思うので、これまでに撮影した写真から紹介します。

夜に訪れた写真しか残っていないので見辛いかもしれません。m(._.)m

 

東淀川駅西口

東淀川駅の現在の駅舎はこのような建物です。これが築78年なんですね。瓦の吹き替えや窓等の交換はされていますが、全体的に古風な雰囲気が漂っていますね。

 

東淀川駅東口

駅名の看板も国鉄時代から使われていそうな感じの古めかしいフォントですね。

内側から薄緑の蛍光灯で照らすという方式も最近はLED化で減りつつありますね。街の写真を長く撮影されている方はお分かりいただけると思いますが、2010年代はそれまでの蛍光灯からLEDへと街の灯が変化しています。それにより薄緑色がかった街が、補正されて淡白になってきましたね。蛍光灯とLEDの色の違いは写真にすると顕著に出ます。

肉眼でもちょっとちがうなと感じる人は多いと思います。白を目指して発光しているのは同じですが、蛍光灯は少し緑がかるのです。良い蛍光灯使っているところはその限りではありませんが、大抵は安価なものを使用していることが多いです。

 

新しい駅舎では、より明るく、より明瞭に見える新しいものに駅名看板は変わることでしょう。多分、照明はLEDに変わり、フォントも読みやすいものに変わるでしょう。

 

東淀川駅東口 東淀川駅東口

見辛くて申し訳ありません。東口には自動販売機のある小さな小屋が併設されています。ここは元は KIOSK だったようで、ここに昔は所狭しと商品が並んでいたんだろうなと想像できます。今は KIOSK などの小さな売店が、改札前に併設された光景を見ることが減りつつあります。

昔はJR・私鉄問わず通勤・通学客がそれなりにいる駅では小さな売店が改札前に併設された光景がよく見られたものです。各駅停車しか止まらない駅であってもそうでした。この東淀川駅も普通列車しか停車しません。

 

街に次々とコンビニが開業するなかで、KIOSK をはじめとしたこういう売店は次第に姿を消していきました。今は大抵の駅前にはコンビニがありますので困りませんね。逆に駅前にコンビニがないような駅でも、収益性が厳しいため閉店していきます。

コンビニは地域性と収益性にとても敏感ですので、コンビニが来なくても削減の対象になります。国鉄時代なら公益性を加味してそれでもやっていたと思いますが、JRという民間会社になってからは利潤を追求していかなければなりませんので、いつまでも赤字店舗を残すわけにはどうしてもいかなくなるのです。余程の事情がなければ閉店します。

KIOSK をはじめとした売店は基本的に鉄道会社の子会社になりますので、このような形になります。KIOSK は国鉄民営化とともに利潤追求が求められるようになったのです。

 

いつまで営業していたのかは分かりませんが、東口・西口ともに駅前にはセブンイレブンがあるので困ることはありません。また、西口のセブンイレブンは セブンイレブン Heart-in となっていますので、(株)ジェイアール西日本デイリーサービスネットが営業しています。ジェイアール西日本デイリーサービスネットは、セブンイレブンと業務提携しています。もともと KIOSK と Heart-in を営業していたJR西日本の子会社ですので、東口の KIOSK を閉店しても全く問題はありません。それどころか、 KIOSK よりも多くの利潤を得ることができているでしょう。コンビニと上手く組むことが出来ていますね。

 

 

改札内はこのようになっています。地下通路で上り線・下り線それぞれのホームと東口・西口改札を結んでいます。地下通路も地上を走る鉄道としては古い構造ですね。最近はホーム上に跨線橋を造って、そこを連絡通路とする構造が多く採用されています。今回もそのように変えることになっています。この通路も廃止後は撤去されて塞がれることが決まっています。

 

このような地下通路は、戦前や戦中に造られた大都市圏の駅に多いような気がします。その時代を考えると、空からの爆撃などの対策をかねて地下にしている気がします。この駅は築78年ですから、まさに時代は戦中です。防空壕としての役割もたぶんあったのではないかと思います。

東京や大阪に限らず、地方の中規模な都市でも割と地下通路が多く存在します。

 

北宮原第1踏切

こちらが東淀川駅北側にある踏切です。サンダーバードが通過しています。

ここは中間で踏切が分割している構造で、この背後にも線路が数本あります。両方を合わせて60mあるそうです。かなり長い踏切です。なぜこれだけ長いのかというと、停車する列車向けの線路と通過する線路向けの線路、それに貨物列車や特急用の線路もあるからです。

700m南に新大阪駅があり、新大阪駅では多くのホームを有している関係で東淀川駅周辺にも多くの線路が伸びています。

 

また、渡るまでの距離だけでなく、待ち時間も長いことで有名です。朝夕は開かずの踏切と化しています。この状況がずっと続いていたため、東西で街の雰囲気が一変します。淀川区・東淀川区と区が変わっていることによる違いもあるかもしれません。

 

私は東淀川駅に対する思い入れも、日常の利用もないので、正直変化についてあまり大きな関心がありませんが、便利で快適になるので良いと思います。東淀川駅に思い入れある方や記録したいという方は、今のうちに訪れてみては如何ですか?

 

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