【追加料金なし!】土日祝限定の阪急の「京とれいん」に乗車

こんにちは、ユウジです。

 

先日、大阪から京都に行った際に、土日祝限定で運行される阪急京都線の観光特急「京とれいん(快速特急A)」に乗車しました。

 

結論から言うと、とても優雅な気分でした。

 

本記事では、そんな特別な阪急の「京とれいん(快速特急A)」に乗車した感想と、その設備について、写真を交えながら紹介していきます。

 

 

目次

京とれいん(快速特急A)に乗ってみた感想

冒頭に書いた通り、阪急京都線の土日祝のみに運行される特急列車「京とれいん」。

今回、大阪から京都へ行って数時間ぷらっと観光したいなと思い、京都へ行く際に乗車しました。その日は、ちょうど祝日だったので、乗ることができました。

 

乗車した区間は、大阪梅田から京都河原町までです。

いずれも始発駅・終着駅で、阪急京都線の全線に乗車しました。

 

阪急 大阪梅田〜京都河原町 運賃

 

この区間の運賃は、400円です。

きっぷや交通系ICカード(SuicaやICOCA)で400円を支払うと、普通(各駅停車)から特急まで、全ての列車に乗車することが出来ます。

 

「特急」も含めて全ての列車に、追加料金なしで乗車できるということが、阪急電鉄の特徴です。「京とれいん」も追加料金なしで、運賃のみで乗車できます。

 

JR各社では、種別が「特急」の場合は、運賃のほかに特急券を支払わなければ、乗る権利を得られません。私鉄には、「特急」をJR各社と同じ扱いにしている会社(近鉄、小田急、京成、名鉄など)と追加料金が不要の会社(東急、阪急、京王、京阪など)があります。 ※ 例は多くなるので、それぞれ四つに絞りました。

 

それでは、列車の外観から見ていきましょう。

 

 

 

列車の外観

京とれいん 阪急6300系

こちらが、「京とれいん」です。

前面に扇子を模したヘッドマークがついていますね。

土日祝限定の運行で、専用の車両が使用されています。

 

 

普通の車両は、マルーンと呼ばれる小豆色一色、または上部のクリームも含めて二色の配色になっていますが、「京とれいん」では、マルーンを基調とした車体に、金色と銀色のラインが入っています。

 

京都で金と銀というと、金閣寺と銀閣寺が連想されますね。

もっとも、銀閣寺には銀箔が貼られていませんが...。

銀箔が貼られなかった理由に、「当時の幕府の財政難で省略されたから」という説もあります。

 

 

京とれいん 阪急6300系 外観

こちらが側面のデザインです。

すべての車両にドアが二箇所しかありません。各車両の両端に付いています。

 

それでは、車内に入ります。

 

車内の様子

今回は、最も京都らしい内装の3・4号車に乗車しました。

京とれいん 車内デッキ 阪急6300系

ドアから入ってすぐのデッキ部です。乗降用ドアには、竹模様の壁紙が施されています。

iPhone 11 Pro の広角で撮影しました。

格子状の仕切りが、京町家の玄関のような京都の趣を感じさせます。

 

 

京とれいん パンフレットラック

デッキには、自由に取れる日本語&英語版、中国語版、ハングル語版の京都ガイドマップが置かれています。

 

 

京とれいん車内 阪急6300系

3・4号車の座席は、こんな感じです。

畳地のシートになっていて、その上に和柄の座布団風のクッションが敷いてあります。

床は、京町家の土間をイメージした色合いです。

 

一人掛けと二人掛けがあり、いずれも向かい合った構造になっています。座席上部にはパーテーションがあり、プライベート感を高めています。

 

 

座席をアップで見てみましょう。

京とれいん車内 畳

畳の上に、座布団を置いたみたいな感じです。

壁面の壁紙は、波をイメージした模様です。

 

京とれいん車内 阪急6300系

枕にはカバーが掛かっています。

京とれいん車内 日除け

日除けも和風!

 

 

京とれいん車内 阪急6300系

こちらは、5・6号車の様子です。京都河原町駅到着前に、移動して撮影しました。

 

麻の葉」をイメージした緑を基調とした色のシートです。

転換クロスシートという、前後に動かして座席の向きを変えられるシートが採用されています。この転換クロスシートは、JR西日本やJR東海の新快速などで使用されており、特殊なシートではありません。模様だけが特別です。

 

 

つり革が付いているなど、3・4号車に比べると非日常感が少ないです。

せっかく乗るなら、3・4号車の京町家風がオススメです。

 

 

 

京とれいん時刻表

京とれいん 時刻表

↑阪急電鉄公式サイトの沿線お出かけ情報『京とれいん 雅洛』から(https://www.hankyu.co.jp/area_info/kyotrain-garaku/

<※土日祝のみ運行>大阪梅田発は、9時台から15時台まで毎時一本運行されています。

京都河原町発は、10時台から16時台まで毎時一本運行されています。

 

快速特急「京とれいん 雅洛」と快速特急A「京とれいん」が交互に運行されています。

今回私が乗ったのは、「京とれいん」で快速特急Aになります。

 

「京とれいん」と「京とれいん 雅洛」の違い

快速特急と快速特急Aは、愛称に「雅洛」が付くかどうかの他に以下の二つの違いがあります。

  • 車両が異なり、内装・外観ともに装飾や仕様が異なる
  • 十三駅で乗降できない

 

車両の違い

京とれいん 阪急6300系

先ほどもお見せしましたが、こちらが、私が今回乗った「京とれいん」です。

京とれいん 雅洛 阪急7000系
こちらが、「京とれいん 雅洛」の専用車両になります。

 

京とれいん 雅洛

このように、内装は「京とれいん」よりも明るく派手です。

インスタ映え的には、「京とれいん 雅洛」の方が良いかもしれません...。

「京とれいん」の落ち着き感と、「京とれいん 雅洛」のキラキラ感で方向性が大きく異なっています。

 

日本には、

  • 金箔などをふんだんに使った豪華絢爛の時代
  • ミニマリズム的価値観の強まった時代

があり、歴史のなかで時代を反映して価値観が大きく変化してきました。

 

ですので、どちらの「京とれいん」も日本的と言えると思います。

 

 

十三駅で乗降できるかどうか

「京とれいん」は十三駅で乗降できず、「京とれいん 雅洛」は乗降できます。

「京とれいん」が十三駅で乗降できない理由は、車両のドアの位置が他の車両と異なり、ホームに設置されたホームドアとズレが生じるからです。

京とれいん 十三駅

「京とれいん」は、停車はするもののドアは開きません。

ドアが開かないなら、そのまま通過すれば良いのに!」と思いますが、信号システムやダイヤなどの兼ね合いで、それはできないのでしょう。

 

 

 

【まとめ】 とても快適! 今度は華やかな「雅洛」に乗りたい!

今回、「京とれいん」に乗ってみて、とてものんびりと過ごせました。

大阪梅田14:32発で、終点の京都河原町には15:15に到着しました。

43分間の乗車でした。

 

 

落ち着いた空間なので、長く感じず、私にはちょうど良い時間に感じました。

雰囲気と同様に、速度も落ち着いているように感じました。

走行音が気にならないくらいに静かで、揺れも少なく、とても快適でした。

 

 

こんな特別仕様の列車が、追加料金なしで乗れるということは凄いことです!

あなたも是非、土日祝に京阪間を移動する機会があれば乗ってみてください。

 

 

今度、土日祝に京都に行く機会があれば、華やかな雰囲気の「京とれいん 雅洛」の方に乗ってみたいなと思っています。また違った趣が、きっとあると期待しています。

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