iPod touch 2019年新型モデル発表 同じ4インチのSEは?

こんにちは ユウジです。

 

2019年5月28日(日本時間)、Apple から iPod touch の新型が発表されました。

プロセッサーがA8からA10になりました。パフォーマンスが最大2倍、グラフィックスが最大3倍に向上したということ以外は殆ど変化はありません。

パフォーマンス向上によって、「iPod touchで初めて、まともにARが楽しめますよ!」という感じのことや、「ゲームがサクサク快適に動きますよ!」、「グループFaceTimeで快適に通話ができますよ!」というようなことを Apple はアピールしています。

 

 

プロセッサー以外は本当に変化がなく、ホームボタンとイヤホンジャックが存在しています。

イヤホンジャックがあることに歓喜の方は多いと思います。

ホームボタンは、Touch ID を搭載していません。 Touch ID なしというと、iPhone では 5c の時代にまで遡ることになります。2013年です。 iPod touch には Touch ID を付けないという方針に変化はありませんでした。

 

今年出る iPod touch には、ホームボタンがなく、顔認証になるだろうという予想やリーク画像をこれまで幾度も見てきましたが、それらは完全に外れました。あくまで iPod touch はローコスト路線で行く方針に変化はないようです。

 

「iPod touch は、流石にもう出ないんじゃないか?」と私は思っていましたが、Apple はまだ出すのですね。十分iOSが普及したので、ローコストをそろそろラインアップから外すという決断があってもおかしくないと思っていましたが、そうなりませんでした。

 

iPod touch はこれまで、安価で iOS に触れたいという顧客をターゲットとして発売されてきました。「iPhone は高くて買えない。でも iOS が欲しい! 電話は安い Android で我慢する!」というユーザーがメインでした。

スティーブ・ジョブズは、iPod touch に関してこういう風なことを言っていました。

「 iPod touch を手にしたユーザーは、iPhone を買うことになるだろう。そして、彼(女)らは安価で Android を手にしたことを後悔するだろう。

 

スティーブ・ジョブズは、こういう恐ろしいことを平然と言う人でした。

でも実際ジョブズの言う通りになりましたね。

彼は”現実歪曲フィールド”という超能力を持つ人で、無双でした。他に持つ人といえば、今ならSoftBankの孫正義さんでしょうね。

 

今の中高生は知らないと思いますが、昔の Apple は宗教的な雰囲気が濃厚でした。Apple は、スティーブ・ジョブズを教祖とした宗教団体であると、よく巷では言われていました。

 

僕が中学生の頃は、iPod は憧れの存在でした。2010〜2012年頃は、まだ同級生の殆どが iPhone を持っていませんでしたが、iPod を持った同級生は割といました。

Apple といえば、" iPod "と高くて自分には到底触ることが出来ないと思っていた" Mac "だけでした。中学時代には" iPhone "も" iPad "も世に出ていましたが、まだその存在を知りませんでした。そのとき iPod を持っていた同級生も殆どは知らなかったと思います。

情弱すぎる...www

 

 

iPod nano スティーブ・ジョブズ

私の中学時代はこういう iPod が主流でした。

この後、キーが排除されていって iPod は、タッチ操作のみのラインアップに変わっていきます。iPod touch と iPod nano のみになり、少し前に nano の販売が終了し、現在は iPod touch のみになっています。

 

スティーブ・ジョブズ iPod nano プレゼンテーション 2005年

上の画像は、2005年の iPod nano の発表の一コマです。おなじみリーバイス501のコインポケットから iPod nano を取り出すという最高のパフォーマンスです。

スティーブ・ジョブズは、「ここは iPod を入れる場所だったのだ!」と発表で言っています。

こういうプレゼンに多くの人が衝撃を受け、魅了されたのです。

 

 

iPod touch の Apple での意味づけに戻ります。

現在「iPhone 買えないけど、iOS を安価で使いたい」という人がどれだけいるのでしょうか。

私はそんなにいない気がするのですが、どうなんでしょうね。

 

スティーブ・ジョブズ存命の頃と違って、 iOS と Android に性能差が殆ど見られなくなりました。巷で Android はモタつくOSだと言われていましたが、今はそんなことありません。高性能なスマホが増えています。iOS を超えたという人もいるくらいです。

 

 

 

状況が一変しているので、Apple も舵取りが非常に難しくなってきていると思います。

「iOS の入門は残しておかないといけない」という感じな気がします。iPhone の高級化が進む今も、この顧客群を逃すわけにはいかないのでしょう。

 

 

今回の新型 iPod touch は、画面サイズは4インチが維持されました。

ということは、4インチの iPhone もそのうち出るかも?

Apple が、iOS の4インチ対応をこれから数年続けるつもりであることが、明確になりましたので、ありえない話ではなさそうです。6月くらいに出て欲しいものですが...

 

FeliCa搭載で4万円台の Pixel 3a が出ましたので( Pixel 3a に関して、こちらに記事を書いています。時間ある方はどうぞご覧ください。)、これから iPhone SE ユーザが大量に流出していくことが予想されます。SEユーザーの私も流れようかと考えています。

 

SEの新型をFeliCa搭載で、価格を Pixel 3a と同程度から少し高いくらいで出せば、SEユーザーの多くは Apple に残ると思います。小型だけど最先端、最高技術を詰め込んで、小型XS的な感じで高額で売るということならサイズ優先のユーザーは歓喜だと思います。どちらにせよ、SEの新型を待ち望む人はそれなりにいると思います。
 

2020年4月19日追記

Apple から新型(2代目)の iPhone SE が発表されました。サイズは4インチから4.7インチに変化しました。新型のSEについては、以下をご覧ください。

【遂に!】2代目の iPhone SE が登場 4万円台から買える最新機

 

 

 

この iPod touch に関しては、正直言って私にとってはそこまで重要ではありません。ただ、4インチの iOS機 を新規で出したということから Apple がこれからどうしようと思っているのかを考えるのが楽しいのです。

iPad も Mac も mini を久しぶりに出したということで、iPhone も今後そうするのかとほんのちょっとではありますが期待しています。やっぱりそういう気持ちがあるので、私は Apple から離れられません。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。このブログをこれからも読みたいと思われた方は、ブックマークやお気に入り、RSSなどに登録をお願いします。

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