
こんにちは、ユウジです。
先日、神戸ルミナリエの開催前に、会場から程近い中華街の南京町を訪れて、中華料理を愉しんできました。南京町では様々なお店が軒を連ね、お手頃な価格から中華料理を楽しむことができ、非常にバラエティ豊かで賑わいがあります。
多くの人々が神戸観光の際に外せない人気スポットの一つでもあります。
本記事では、そんな南京町で先日食べた元祖豚饅頭とフカヒレラーメンを紹介していきます。まずは、元祖豚饅頭から紹介します。
神戸ルミナリエ2019については、こちらの記事(神戸ルミナリエに行ってきた 2019年は25回目の開催)をご覧ください。
目次
元祖豚饅頭「老祥記」
南京町の中心で一際目立つ存在のお店といえば、「老祥記(ろうしょうき)」。
老祥記は、豚饅頭専門店で常に行列ができる人気店です。
このように、いつも行列ができています。
この写真の時刻は、16:43(EXIFデータから)です。
いろいろなお店を見て周るなかで、老祥記の行列は一際目立っていました。
行列に並ぶのに最初少し躊躇しましたが、「せっかく来たのだから」ということで、並ぶことにしました。
老祥記の看板
なんと、豚が豚饅頭を食べているというシュールなイラストがあります。
元祖豚饅頭 老祥記
創業は大正四年ということで、今年は創業から104年になります。
元祖豚饅頭=「豚まん」発祥の店だそうです。
これを見ると、老祥記では、豚まんではなく「豚饅頭」と表記されていますが、表現が異なるだけで同じものであると解釈して良いようです。
大阪には、「ある時ィ〜!」のCMや新幹線の食テロ(周囲の人々の食欲を誘惑する)などで有名な551蓬莱があり、看板商品に「豚まん」があります。
551蓬莱のプロモーションが絶大なため、「豚まんと言えば551」という認識が広まっていると思います。
老祥記の豚饅頭は1915年、551蓬莱の豚まんは1946年から販売されているということで、551蓬莱は31年遅れて登場しています。
551蓬莱も老祥記と同様に、どの店舗でも行列ができる人気店です。
営業時間は、10:00〜18:30。
売り切れしだい閉店ということで、休日や祝日などの人々で賑わう日の閉店間近に訪れると既に閉店している可能性があります。
定休日は毎週月曜日で、月曜日が祝日の場合には翌日が休業日になります。
1つ100円で、3つから購入が可能です。
1会計につき、3つ入りの300円という下限が設定されています。
4つ以上であれば、任意の数を購入できます。
肉まんや豚まん等のような大きなサイズではなく、温泉饅頭や塩饅頭より少し大きいくらいのサイズですので、一人で3つを食べることは余裕です。
「豚まん」と略さない理由の一つには、多くの饅頭に近いサイズであるということも関係してそうです。
店内飲食とテイクアウトが同一価格というのは、嬉しいですね。
店内に席が12席しかなく、テイクアウトが多くを占めるなかで、この価格設定は消費者の私たちにとって非常にありがたいことです。なぜなら、同一価格に設定していることによって、店側が増税分を負担しているということであるからです。
ですので、老祥記の利潤(利益)に貢献したいならば、なるべくテイクアウトで購入するべきだと言えます。
行列から並ぶこと12分。(16:55)
豚饅頭を手に入れましました!!
店内には、区画整理が行われる前の二代目の店で実際に使われたガラス戸が展示されていたり、様々なポスターが壁に貼られていたので、それを写したかったのですが、そんな時間もスペースなく、すぐに退店しました。
店内の様子を写すために、店内で食べようかと一瞬悩みましたが、あまりの混雑で外で食べた方が良いだろうと判断しました。モザイク処理も大変ですし...。
こちらが、豚饅頭です。
温泉饅頭や塩饅頭みたいに一口、二口で食べられる大きさです。
こんな感じで、中には豚肉の肉団子が入っています。
温かい肉汁溢れ、口の中で肉の甘味が広がりました。
これはかなり美味しいですよ!!
南京町の中で一際目立つ行列のできる店は、評判通り並び甲斐あります。
551蓬莱によって、隠れがちな元祖豚饅頭の老祥記の豚饅頭。
是非みなさんもご賞味あれ!!
続いて、フカヒレラーメンです。
フカヒレラーメン
フカヒレラーメンは、中国料理「福龍菜館」で購入しました。
福龍菜館は、軒先で小籠包を蒸していて、湯気とともに人々の食欲をそそります。
大人気のフカヒレラーメン(350円)を注文しました。
軒先では、小籠包の蒸し器しかないので、店内で調理されます。
軒先の商品は全て、食べ歩き用ということで販売されています。
店内で食べる場合は、店内用のメニューから選択することになります。
福龍菜館料理長は蕭国楨という方です。
蕭国楨さんは、香港で生まれ、1973年に15歳という若さで中華料理の本場香港で料理の道に進み、香港の名門店で腕を磨き、神戸の南京町でこのお店を開いて、今に至るそうです。
蕭さんが生まれた1973年、まだイギリス領でした。
1997年7月1日に、イギリスから中華人民共和国に返還・譲渡されて今に至ります。
近年は、中国との間で様々な問題が表面化し、香港の人々のなかには怒りの声や危機感が高まってきています。香港の独自の文化や政治が維持できず、中国共産党の完全なる言いなりになってしまうのではないかという危機感からデモが頻出し、そのような民意によって11月24日の区議会議員選挙で民主党が圧勝しました。
今後の動向が気になります。
世界各国からグルメ通が集まる香港の名門中華料理店で修行されたということで、かなり腕がある方だと思います。
美味しそう...。
待つこと5分。フカヒレラーメンが店の中から運ばれてきました。
撮影できるベンチのある南京町広場に向けて歩きました。
汁物なので溢れないように慎重に歩きました。
ここにあるベンチで食べました。
こちらが、購入したフカヒレラーメンです。
フカヒレの他に、もやし、えのきとネギが入っています。
とろみがあり、温かいラーメンでした。
この日は急に冷え込み、寒さを感じました。神戸ルミナリエに行く前に、暖まれて良い選択をしたと満足しました。
アクセス・公式サイト
老祥記のアクセス・公式サイト
<公式サイト>
<Googleマップ>
福龍菜館のアクセス・公式サイト
<公式サイト>
<Googleマップ>