
こんにちは、ユウジです。
大阪のソウルフードといえば、お好み焼き・たこ焼き。
この二つは、ほとんどの人が知っていますよね。
他に、串カツやいか焼きも有名です。
大阪の代表的なソウルフードの一つ「たこ焼き」は、実は最初から玉型ではありませんでした。その原型には「ちょぼ焼き」という粉もんがあり、それが進化して「たこ焼き」になりました。
本記事では、そんな由緒ある「ちょぼ焼き」を食べてみた感想をシェアしていきます。
目次
たこ焼きルーツの「ちょぼ焼き」とは? どんなお店?
今回訪れたのは、JRの大阪駅、阪急・阪神の大阪梅田駅、御堂筋線の梅田駅、四つ橋線の西梅田駅、谷町線の東梅田駅から程近い(いっぱい書かないといけないので、個人的には駅名を統一して欲しい...。)、阪神百貨店梅田本店地下1階にある立ち食いスタイルのフードコート「スナックパーク」にある、『ちょぼ焼本舗』です。
「ちょぼ焼き」は、明治時代末期から大正時代にかけて、駄菓子屋を中心に広まったとされています。「ラヂオ焼き」とも呼ばれ、関西ではそのツマミの形を「ちょぼ」と呼び、銅板の形がそれに似ていることから「ちょぼ焼き」という名前が関西で広がったそうです。
熊本には、「福田流ちょぼ焼き」という粉もん(熊本で”もん”と言えば、あのゆるキャラが連想される...。)がありますが、それは広島のお好み焼きのように焼きそばが入っていて、関西の「ちょぼ焼き」とは大きく違います。
たこ焼きのルーツは諸説あるようで、そのうちの一つに「ちょぼ焼き」があるということなので、あくまで「そう言われている」というスタンスで受け取ってください。
ちなみに、たこ焼きのルーツとされている「ちょぼ焼き」を食べられるのは、現在はここ「阪神百貨店梅田本店のスナックパーク」だけです。
たこ焼きも一緒に販売されています。
ちょぼ焼きは、1枚165円(スナックパーク内で食べる場合)です。
持ち帰る場合は、軽減税率(消費税8%)が適用されて160円です。
2019年10月1日以降の消費増税とともに、価格が変更されているので、ご注意ください。
ねぎ、明太チーズ、ぼっかけなどの味も選べます。
今回は、レギュラーにしました。
こちらが、このお店のラインナップです。
「ちょぼ焼き」は、ソースまたはポン酢のどちらを掛けるのかが選べます。
「たこ焼き」は、ソースまたは醤油のどちらを掛けるのかが選べます。
私は、ソースを選択しました。
お得なセットも販売されています。
夜21時まで営業しているので、”会社帰りの一息に”という方々にもオススメです。
「ちょぼ焼き」の味・食感
では、スナックパークで食べていきます。
「いただきます!」の前に、紹介します。
こちらが「ちょぼ焼き」です。
生地がふっくらとしていて、オムレツみたいに二つ折りで包み込まれています。
ソース+マヨネーズをトッピングしてもらいました。
「たこ焼き」とは異なり、かつお節と青のりがありません。
そのトッピングは「たこ焼き」への発展とともに生まれたのかもしれませんね。
たこ焼きへの発展前の姿で食べるというのも乙ですね。
もう少しアップで撮影。
「ポコポコ」と8個の丸い突起がありますね。
たこ焼きと違って、円形に整えずに板状につなげているのが特徴です。
たこ焼きへの発展前なので、タコは入っていませんが、その代わりにコンニャクが入っています。他にはネギなどが入っていて、たこ焼きとほぼ同じです。
引きの画も1枚。( iPhone 11 Pro のポートレートモードを使用)
スナックパークで食べる場合は、紙コップが貰えます。
”どの店舗で買った物でもOK”の共通の給水所があり、そこで水を汲みます。
中はこういう感じです。
コンニャクやネギなどの具が、折り曲げた上下二つの生地にサンドされています。
味や食感は、「たこ焼き」とほとんど変わりありません。
タコの代わりにコンニャクが入っているのは、面白いです。
ただ、やはり「たこ焼き」への発展前なので物足りなさも少々感じます。これは決して不味いと言っている訳ではありません。
「タコの強い味わいと、「たこ焼き」のなかの空間が大きなパワーを発揮しているんだな〜」と私は感じました。
しかし、たこ焼きのルーツ「ちょぼ焼き」が食べられるということは、大きな価値があると思います。しかも、大阪梅田の阪神百貨店スナックパークにしか残っていません。
昔から関西の庶民に愛されてきた「ちょぼ焼き」
この「ちょぼ焼き」が時代とともに変化していき、大阪を代表するたこ焼きになったといわれています。これからも「ちょぼ焼き」を「ちょぼ焼き本舗」で伝え続けていきます。ちょぼ焼き本舗 意気込み
このように意気込まれているので、是非あなたも大阪梅田に行く機会があれば、食べに行ってみてください。
「たこ焼きのルーツって知ってる? こないだそれ食べてきたよ!」
という風に体験談として、会話のネタにもオススメですよ。
営業時間は、朝10:00から夜21:00までです。
持ち帰りの方が安くなりますが、近くに公園などがあまりないので、観光などで訪れる方はスナックパーク内で食べることをお勧めします。
阪神百貨店地下1階のスナックパークでは、このように立ち食いスタイルとなっていますが、テーブルの下にカバンなどの荷物を置けるようになっています。
2018年のリニューアル前には、このような荷物置きがなかったので、立ち食いスタイルが気の利く構造に改善されています。
ちなみに、こちらの壁画は、絵本作家・イラストレーターの長谷川義史さんの作品です。
最後にアクセスを紹介して記事を締めます。
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