こんにちは 山田裕司です。

 

皆さんは、断食をされたことはありますか?

断食とは、1日のうちの太陽が出ている時間帯(日の出から日の入りまで)に食事をすることを断つということです。イスラム教徒がラマダーン月に行っていることで有名です。

Wikipediaによると、今年のラマダーン月は5月16日から6月14日までだったようです。

この1ヶ月間、イスラム教徒の人々は断食を行なっていたようです。※ 私自身イスラム教徒ではありませんし、私の身近にイスラム教徒(ムスリム)の方がいないので、個人的に縁遠く感じるものです。しかしながら、最近は日本においてもイスラム教徒の方を目にする機会が増えてきました。

幅広い視点で宗教と世界を見ることが、これからのグローバル社会で必要になりますので、無関係な人々だと排他的に見るということはよくありません。狭いコミュニティの常識・慣習で完結せずに広い視野で見つめ、それらを尊重するという姿勢が求められます。

 

断食を一日に一切食事をしないという風に勘違いされている方が、少なからずいらっしゃると思いますが、そういうわけではありません。日没後には晩御飯を食べます。太陽が出ている時に限ってというのが大きなポイントです

日の長い夏季にある年は、なかなか大変だと思います。地球温暖化で夏に猛暑や酷暑のような日が続くことも、もはや驚かなくなってきましたね。

子どもや病人、高齢者、妊婦などは免除対象になっていますので、健康な人々に限って行われています。そこは配慮されていますので、他の宗教の方や無宗教の方はご安心ください。

 

私も試しにやってみました。

12月21日(金)、朝起きて朝食は食べませんでした。昼間は富士の天然水を買ってそれを飲んで水分補給だけを行いました。飲むことは当然OKです。流石にゼリー状の物やジュースなどはアウトですが... 落合陽一さんみたいにカレーを飲むのは絶対にダメです。笑笑

この日は日の出が7:01で、日の入りが16:51でした。(大阪)

今年は12月22日が冬至(一年で最も日の短い日)ですので、その前日に当たる12月21日は日照時間がほぼ同じでした。身体への負担が最も小さい時に断食をしたことになります。

やってみると、私にとってはそんなに苦ではありませんでしたね。最も楽な時期というのもありますけれど...

 

食事をしないことで、身体がスッキリしました。脳も心なしかいつも以上にしっかりと働いてくれました。ご飯を食べるということは眠くなる要因でもあります。かなりの範囲でそれが睡魔を働かせています。特に脂肪分の多いものを食べてしまうと眠くなりやすいそうです。(数日前にメンタリストDaigoさんの動画で知りました。)

 

普段何気なく通っているような所にもあらたな発見があったり、いつも以上に様々なことを考えてみたりと、断食はなかなか深いものがあるなと感じました。 時計を見て16:51が過ぎた時には、よく分からないけれど達成感のようなものも湧き起こりました。

晩御飯は19:00前頃に摂りましたが、いつもにはない感動がありました。平凡な親子丼でしたが、食への感動が非常に大きなものでした。リンゴやクリームなどが入ったパンも食べましたが、こんなに甘くて幸せなものかと感嘆のひとときでした。三食食べている日常にはない感動が本当に素晴らしいものでした。

 

小原克博さんの『ビジネス教養として知っておきたい世界を読み解く「宗教」入門』p.183(日本実業出版社、2018年)に、ラマダーン月の断食とはどのようなものなのかが紹介されています。以下引用です。

普段できないような、コーランを最初から最後まで読み通すといったことを行なったり、普段以上に、慈善行為を積極的に行なったりということが、ラマダーン月にはなされます。そして、日没後には、家族や友人が集まって、ご馳走を食べます。イスラーム圏では、ラマダーン月の夜は、街中が賑わい、お祭りのような感じになります。

小原克博 著『ビジネス教養として知っておきたい世界を読み解く「宗教」入門』p.183(日本実業出版社、2018年)

 

日中の断食の反動から、晩御飯は存分に食べるそうです。良いじゃないですか!

ラマダーン月が終わると、逆に体重が増えるという人も多いそうです。イスラム教徒の方々は、ただ苦痛だと思っているのではなく、その時期は大変だけど楽しいと思える方も多いそうです。

この本は、様々な宗教を見ながら世界を見ることができる良書です。ぜひ皆さんも読んでみては如何でしょうか。

 

流石に1ヶ月間毎日やることは自分には厳しいかな?と思いますが、一日くらいなら、たまに取り入れてみたいなと思えました。宗教はさまざまなことを教え、気づかせてくれます。禅なども海外では密かに人気であります。

毎日同じことばかり繰り返していては、身体も精神も疲れます。たまには、信仰していない宗教であってもその一部を生活などに取り入れてみると新たな気づきがあることでしょう。

断食に関しては、毎日三食食べて負担を掛けている体内に対して安息を与えるということは大変良いことだと思います。医学的にもこれは結構メリットがあることだと思われます。詳しいことは分かりませんが、休めるということは身体にとって重要なことではないでしょうか。睡眠を削ってばかりいては、生産性・パフォーマンスが落ちます。これと同じで食べてばかりいては胃や内臓などに負担がかかり続けて、体調も悪くなるでしょう。

 

宗教=非科学的などと一概に言うことなど出来ないのではないでしょうか。

別に熱心に何かの宗教を信仰しろなんて私は皆さんに求めていませんが、このように少し触れてみるといったことも面白いのではないでしょうか。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事