
こんにちは ユウジです。
目次
現在、新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大しています。WHOはパンデミック宣言を出しています。感染拡大を防ぐために、今ヒッチハイクを絶対にしないで下さい。
今日は人生初のヒッチハイク体験について語っていきます。
今このブログ記事をご覧の皆様のなかで、ヒッチハイクを体験されたことがある方はどれだけいるのでしょうか?そのようなことが全く分からないなかで書いていますが、恐らく極わずかでしょう。
ヒッチハイクをそもそも知らないという方もいらっしゃるかもしれません。また、そのような行為は恥ずべきことだと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
この記事を読んでみて、「面白い」「やってみたい」「そういうことなのか」「そんな考え方もあるのか」など発見があれば幸いです。
また、この記事をキッカケにやってみる方が一人でもいたら光栄です。
はじめてのヒッチハイク体験
私のはじめてのヒッチハイク体験は、割と最近です。
2018年9月23日に人生初のヒッチハイクをしました。今日が10月5日(投稿日)ですから、まだ2週間も経っていません。区間は金沢から大津京でした。乗り継ぎ含めず最初の1台に限定するなら金沢から福井県の西鯖江PAまででした。
なぜやったのか?
それは、”お金という交換手段に頼ることなく、自分だけの力で何かを成し遂げる”ということをしてみたいという思いからでした。
ヒッチハイクの前日9月22日は、金沢の大学生YouTuber しゅんダイアリーのオンラインサロンメンバー限定オフ会があり、合計10人が集まりました。
それに参加するために、大阪から特急サンダーバードに乗って金沢まで行きましたが、帰りはヒッチハイクで帰ってみようと思い、オフ会当日(ヒッチハイクの前日)は往路のきっぷのみを買いました。
復路は出来なかったときに買えばいいやと考えていました。
金沢の大学生YouTuber しゅんダイアリーについて知らない方のために一旦補足しておきます。
<2018年10月時点>
2018年10月時点の"しゅんダイアリー【公式サイト】"からの引用です。 ※ドメイン(URL)は変わっていませんが、しゅんダイアリー|就活に役立つ情報を発信!【公式】に現在は内容が刷新されています。
2017年4月 仮面浪人の失敗の経験を発信しようと「しゅんダイアリー」としてYouTubeに動画投稿を始める。何かに失敗したり挫折した人、一歩踏み出せない人が挑戦するきっかけを作る、社会に対してインパクトを与え続ける表現者になるため 「挑戦」をテーマに動画を制作中。今の目標は学生No.1インフルエンサー。金沢大学3年生。
しゅん 大学生/就活系YouTuber
現在YouTubeの登録者数2.2万人! 地方学生と都会学生との情報格差を埋めたいという想いで活動しております。
公式ホームページできました。
ノウハウ系の動画は同時に記事にもしていきます!!!
よかったらのぞいみて!
結構クオリティ高いから!https://t.co/If9Y3YzoxA— しゅんダイアリー (@otukaretyaaan) May 21, 2019
しゅんダイアリー【公式サイト】2018.8 〜 2019.3 → 2019.5.21 〜 しゅんダイアリー|就活に役立つ情報を発信!【公式】https://shundiary.com
夢語られ屋始めました!
あなたの夢を聞かしてください。お互いに夢をもっと気楽に口に出せる世の中になったら良いなって思います。
お互いに語って応援し合えたら良いなって。
勝手に名乗って「夢語られ屋」始めます。笑
よろしくお願いします!!— 中西辰慶@夢語られ屋 (@g24_nt) 2018年8月26日
中西辰慶さんの写真 2018年10月1日にヒッチハイクしたときの写真のようです。笑顔が素敵ですね。
「金沢発ならここがいいよ!」「いつもここでしてる」とヒッチハイクに適した場所まで詳細に教えてくれました。
「金沢西IC手前のらーめん世界とファミマがある所の交差点でやればいいよ!」ということで、教えていただいた場所に行きました。
Googleストリートビューが通っていたのでそこをスマホで表示し、「看板の前辺りに立って国道の車とそこに入ってくる車、駐車場の車の動きをよく見ながらやるといいよ!」とバーチャルな世界を通して詳しく教えてもらいました。
Googleストリートビューは最強のツールです。
これまで何回か単発で商品配送補助のバイトをしましたが、私の経験ではドライバーの皆さん全員が活用されていました。事前に目的の場所の道路状況を確認できて、どういう風にトラックを止めようかと考えることができるのです。これ凄いことですよね。
紙の地図やカーナビに頼るしかなかった時代には考えられなかったことですね。
9月22日午前10:10に私はファミマの看板とらーめん世界の看板の間に立ちました。
事前にバーチャル空間で確認した通りの光景でした。
当日は快晴でヒッチハイク日和でした。
この場所は
車はいっぱい通るけど人は全然通らない
そもそも金沢だから知ってる人は0人
というはじめてには最高の環境でした。
太く福井と書き、笑顔で掲げました。
スケッチブックを掲げること1時間弱、駐車場の方から一人の方が声を掛けてくださいました。
上のストリートビュー画像でいうと軽自動車が止まってる辺りです。立つ方向的に身体の右側になります。(画像が更新されるまではお分かり頂けるでしょう。)
「福井まで行くけど乗ってく?」このような感じで声を掛けてくださいました。
これがはじめてのヒッチハイク体験です。
ファミマの駐車場に止まっているその方の車に乗り、金沢を後にしました。
「用事あるから一度スルーしたけど、用事済んで戻ってみたらまだいたから」ということで乗せていただけました。
その方は、妻子持ちで自動車の整備士をされている方でした。そのときお一人で乗られており、福井県の鯖江まで帰る途中ということのようでした。
道中で「鯖江って知ってる?」と聞かれ、「メガネで有名ですね。鯖江はそれだけしか知らないです。」と答えると、「十分です。知ってもらっていて嬉しい」と喜んで頂けました。
撮らないの?と聞かれて撮った高速道路を走っている時の写真です。北陸自動車道
その時、「あ、そういえば今までインターネットで見てきたヒッチハイク体験談ってみんなフロントの車窓を撮っていたな」と思いました。
というかそのようなことを実際に口にしていたような気がします。
もっと良い車窓はあったのですが、これしか撮っていません。
2車線で空いているので、運転はしやすかったのではないかと思います。
これまで大阪〜金沢は鉄道しか利用したことがなかったので、北陸自動車道から見える景色は新鮮でした。北陸本線はこの辺りではあまり海に近い所を走らず、車窓から日本海が見えることは殆どありませんが、北陸自動車道は割と海寄りを走るので日本海を目にすることが多くありました。
普段海がある大阪に住んでいますが、海を見ることなど殆どなく久しぶりに見る海に気分が高揚しました。「北陸は魚がおいしいよ」と自慢されていました。実際に美味しいことに間違いありません。
いろいろとお互いに会話を交わし、乗ってから1時間くらい経って北鯖江PAに到着しました。
「鯖江ICで降りるからその手前の北鯖江PAまで乗せてくね」ということになり、その場所に決まりました。その時に「もっと大きいSAがあるんだけど鯖江越えるからなぁ」と気遣いしていただきとても感激しました。
「ここから先も最後まで頑張ってね」と応援いただき、「ありがとうございました。」と感謝しながら最初の車を降りました。
北鯖江PA
この写真には写っていませんが軒先に老眼鏡やサングラスなどが並び、PAからもメガネの町だなぁと感じました。(この写真の場所から少し左側を向くと陳列されています。それも画角に収めるべきでした。すみません。)
着いた時間はお昼時の12時代
ここで昼食をとることにしました。といってもそんなにガッツリは食べません。
中に入ると出来立てホカホカのおにぎりが並んでいたので、一つ取りました。
200円弱だったかな
昔話のお昼といえばおにぎり一個とかなので問題ありません。
福井県産のお米”いちほまれ”を使っていて美味しかったですよ。お米の品種ごとの味の違いとかは私わかりませんが...
食事を終えて建物を出て今度は米原と書いて掲げました。
PAでは全ての車が目的の方面であることが確実なので、気持ちが楽でした。
ここまで乗ってこれたという自信もあり、表情・モチベーションとも柔らかく軽くなっているのを感じました。
PAから出発する車に見せるわけですが、まあ普通にスルーされます。
でも下道とは違います。多くの方はしっかりとこちらを見てくれます。そして「乗せられないよ」と手を振ったりそういう表情をしてくれます。
一応反応はしてくれているということが、非常にありがたいことでした。
自分がそこに立っているということを認識されているということを感じました。
20分くらい待っていると、PAで休憩中の一人のおじさんに声を掛けられました。
「ヒッチハイクか?」「俺も若い頃はよくやっていたよ」
「米原って書いてるんですけど、遠すぎますかね?」と聞いてみると、「それはあまり関係ないと思うよ」と返されました。
その後、「休憩中の中高年くらいの夫婦に話しかけたら? だいたいそういう人が乗せてくれやすいよ」とアドバイスいただきました。なるほど
「頑張れよ!」と言ってその方は去って行きました。
人の温かみを感じました。また、自分は確かにこの世に存在しているのだと再認識しました。
日本一周の自転車旅をやっていた樋田淳也容疑者もまた、同じような感じに応援されていたんでしょうね。あれは完全に想定外でしたね。まあそんなことはどうでもいい
「中高年に話しかけるのか〜」と頭で考え笑顔でスケッチブック持って立っていると、すぐに2台目の車に乗せていただくことになりました。
「米原通らんけどな 大津の方なら行くけど」と20代後半の男性一人に声を掛けられ、「大阪方面なので大丈夫です。」と言い乗せていただきました。JRと違って高速道路は琵琶湖東側を南下する米原経由しかルートがないので"?"でした。JRで言うと湖西線のルート
どういうことか聞くと、途中で高速道路を使わずに下道を通るということでした。
「最終的にどこ行くん?」と聞かれ、「大阪です。大阪の吹田の方までです。」と答えると、「俺、和歌山まで行くから大阪まで乗せて行くよ」と凄くありがたい返答を頂きました。
二人目の方とも色々会話を交わしましたが、次第に沈黙のときが増えてしまいました。
敦賀から下道を走っていると、途中で道路のキャパオーバー(片側一車線しかない)で大渋滞に巻き込まれました。一向に進まず、次第にドライバーのため息も増えイライラされているのを感じました。
お互い無言の時間が結構続いて気まずかったです。
琵琶湖の湖畔で大渋滞 景色はずっと湖ばかり
日本一大きい湖である琵琶湖の広さにただただ圧倒されるだけでした。
「もう疲れたから大津までで良いっ?」と言う言葉が出て、「最初に大津までならと仰っておられたので、大丈夫ですよ。大丈夫ですよと言うか、本当にありがたく思っています。」と感謝の意を伝えながら返事しました。
というわけで、大津京駅前ロータリーまでとなりました。
最後に「途中でイライラしてしまってごめんな。この後も頑張ってや!」と言われました。
大津京駅前ロータリーに着いたのは18:30頃でした。
2台目の方は、「テレビで芸人とかがやってるのしか見たことなくて、本当にやってる人を今日はじめて見て乗せてみようかなって思って」という理由から乗せてくださいました。長距離・長時間に加え大渋滞もあり、どうしても和やかな空気よりも気まずい空気の方が印象としては大きくなってしまいました。それが少し残念ですが、これも一期一会。良い経験になりました。
大津京まで来て大阪まではあと少し
見えている山を越えれば京都
京都から大阪なんて目と鼻の先
そんな所まで来ました。
大津京駅前ということもあり、大津京駅からそのまま電車で帰る選択肢もありましたがその選択はせずに「ヒッチハイクだけで大阪まで辿り着くぞ」と心に決めていました。
大津京駅前ロータリーにいても送り迎えの車だけで、これから高速に乗る人なんてまずいないだろうということで、そこから約3.5kmある名神高速の大津SAまで歩くことにしました。
ここまで来たら京都なんて近すぎる!と思い、スケッチブックには大阪と書きました。
大津SAは規模が大きいということを知っていたので期待していましたが、残念なことに上り線(東京方面)しか下道から上がることができず、目的の下り線(大阪方面)へは行けないようになっていました。
上りと下りをつなぐ連絡橋はあるのですが、そこは数年前に歩行者用連絡通路を閉鎖してしまったため構造上は行けるのだけどもという感じになっています。
数年前まで行けたところが行けない
すぐそこなのに行けない
という非常に悔しい思いをしました。
大津SAはIC併設なので下道から乗せてもらうことなら可能ですが、すぐ近くに大津駅があることや付近にヒッチハイクしづらい箇所が多くあり諦めることにしました。
大津から大阪(新大阪)までは840円
1,000円を切るところまで来れたんだという気持ちと
大阪に入るまで電車には乗らないつもりだったのに
という二つの気持ちが錯綜しました。
新快速は快適です。特に京都〜新大阪は爆音轟く速さで快走していました。
大津から35分で新大阪に着きました。
こういう風にして、はじめてのヒッチハイクは終わりました。
お金とは何か
信用とは何か
人情とは何か
こういうものがダイレクトに自分の身体に入ってくる体験となりました。
これまでの旅で私自身最も色々と吸収するものがありました。