極端な表現は控えるべき

こんにちは ユウジです。

 

今日は、大学で発表がありました。事前にスウェーデンについてレポートを書き、それを基に発表をしました。そのなかで、表現が極端だと教授から指摘されることがありました。

スウェーデンの政治について、社会民主党の左派政権であることが、日本とは真逆と言って良い程に政治思想が異なると書きました。しかし、この「真逆」という表現は、相応しくないのではないかと指摘されました。

 

日本は現在、自由民主党が政権与党にあります。これは、基本的に右派政権ということが出来るでしょう。日本にも左派の社会民主党が存在します。もはや目立たない存在になってきていますが、左派と位置付けられています。他には立憲民主党や日本共産党なども同様です。

日本の右派政権に対して、スウェーデンは左派政権です。

これだけみれば、真逆のような感じもします。右に対して左ですから、幼稚園児でも真逆と言いますね。

 

しかしながら、政策を見ると本当に真逆の政治思想などといえるのだろうかという部分もあります。日本は民営化などが進みつつありますが、まだ国営や公営のものもたくさんあります。最近、水道を民営化してみては如何かといった提言がされたりしつつありますので、これからどうなるのかは分かりませんね。まだまだ国営や公営の組織が民営化していくことはあるのではないかと、個人的には思います。 スウェーデンは、民営化には消極的で様々なものを国営や公営で賄おうとする国家です。その代わり、福祉が非常に充実していることでも知られます。日本も割と福祉政策が行われている国と言えます。

 

民間に大部分を賄ってもらおうというアメリカから見れば、真逆という表現も未だしもという感じですが、日本との比較で真逆はちょっと過大ではないかと指摘されました。

確かにそうです。地理・経済など他にもいくつかの項目がある中で、政治項目はちょっと力量が少なすぎたと反省しています。スウェーデンの左派・社会民主党政権に、日本の右派・自由民主党政権を単にぶつけただけの浅はかな表現でした。言葉の表面だけで書くようでは駄目だなと思いました。また、本質を大きくスルーしてしまうようなことも今後は気をつけなければならないなと反省しています。「真逆」は一つも類似点がないときに使う言葉ですので、ちょっとでも共通点がある時には絶対に使ってはいけませんね。

 

生活保護という最強の福祉制度がある日本でそんなこと発することが可笑しいということが、ちゃんと分かっていたんですけどね。本当にうっかりしていました。( ̄∇ ̄)

ちなみに、アメリカがスウェーデンの政治思想と真逆ということもできません。アメリカは何でもかんでも民間に委ねているわけではありませんのでね。その比率が高めというだけで、福祉政策もやっています。ここは皆さん誤解しないでくださいね。

 

インターネットには、こういう言葉上での違いで全く違うと断定する情報も数多く発信されています。特にインターネット掲示板やSNSなどでは、稚拙な理解で物事にたいして指摘する人が多いものです。正しい情報なのか如何かを、冷静に確認できる能力が必要です。

”一致と不一致”という信号をしっかりと意識することで、行き過ぎた表現を判別可能になります。また、自分の発する内容が適切であるのかを見つめ直すことができます。

多くの場合、「絶対」や「真逆」などという表現は、信頼性を損ねるリスクが高いと思っていただければ大丈夫です。「絶対」という表現を使う人って結構多いですよね。そういう方は要注意です。私はリスク高いので、「絶対」は極力使わないことにしています。

皆さんも日々注意して物事を捉えてください。

 

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