ファミマの加藤さんから感じたこと

こんにちは ユウジです。

 

皆さんは、”ファミマの加藤さん”をご存知ですか?

ファミマの加藤さん

インターネット上で話題になったファミリーマート店員の加藤さんです。
ハイテンションかつキレッキレな接客で一躍有名になったアルバイト店員です。名古屋の大須で活躍されています。

 

コンビニ店内は原則撮影禁止で、一人の従業員を集中的に撮影するということは本来よろしくないのですが、その様子を記録した動画がインターネットに広く拡散しています。2014年頃に広まり急速に拡散し、加藤さんは一躍有名になりました。

 

大須

名古屋市営地下鉄鶴舞線
名古屋市営地下鉄鶴舞線の大須観音駅を降り、地上に上がってすぐのファミリーマートで加藤さんは働いています。

 

大須といえば名古屋で有名な繁華街です。

大須観音があり、その周りにはアーケードが長く連なり賑わいある商店街があります。サブカルチャー、電気街、電脳街、オタク街として大須は発展してきました。最近はインド・ネパール料理や中華料理などの店が目立ち、アジア文化も色濃くなっています。もちろん流行りのタピオカ屋も複数あります。

名古屋に行ったことがない方も、名駅(名古屋駅)、栄、金山、大須は聞いたり見たりしたことがある方は多いと思います。

 

そんな賑わう繁華街にあるファミリーマートで加藤さんは長年働いているのです。有名観光地のなかで加藤さんもその名物として認識されつつあります。

 

 

私は名古屋に行ったら、必ず加藤さんがいらっしゃるファミリーマートへ寄って買い物します。本当にインターネットにある動画と変わらず、ハイテンションでキレッキレな接客です。

「いらっしゃいませ〜っ↑」「〇〇円です!」「ありがとうございます!またお越しくださいませ〜っ↑」

レジで会計をする際、なんだかちょっぴり恥ずかしくなります。でも、すごくハッピーな気持ちになれます。元気を貰えるんですよね。

 

 

加藤さんのように声を張って接客してくれるコンビニ店員は、ほとんどいません。本当に貴重です。

 

「ただ、声がデカイだけじゃん」

「あんなの、ふざけてるだけじゃん」

「あの人、頭がおかしいんじゃないの?」

 

こういう風に思われる方も、少なからずいらっしゃると思います。いろいろ価値観があって捉え方が人それぞれ違って当然です。平凡ではないのですから、好ましく思わない方が出て当然です。 しかし、私にとって加藤さんは凄く好感が持てるんです。

 

 

 

ただ、声を張っているというのではなく

「お仕事を楽しまれているな〜」

「接客に心があるなぁ」

と目の前にして私は感じるのです。

 

動画で観るのと実際に接客してもらうのでは、気持ちが全然違います。これこそ実感というものです。 彼に会ったこと(会計してもらったこと)がある方は、お分かりいただけると思います。ここでいくら私が書いたところで想像には限界があり、実際に体験してみないことには真に理解することはできません。

 

 

加藤さんは、持ち前の明るさでファミマに留まらず、名古屋を中心にイベントなど多方面で活躍されています。2017年から”キレッキレの加藤”というアカウント名でTwitterを始められています。

 

最近は、2019年5月18日に”名古屋の夜明けぜよ。”というイベントに出演されています。このイベントには数々の新しい価値を創出する若いインフルエンサーや起業家などが集まりました。

 

 

このイベントには行けませんでしたが、私はイベントが行われた大須のTolandにはこれまでに2回訪れたことがあります。学生団体やベンチャー起業家など、10代,20代を中心とした若い人たちが集まる場所といった感じです。

”新しい何かが生まれる” そんな場所が、Tolandです。私自身も春に新たな交流、出会いがここでありました。

 

 

 

加藤さんに会うと「いろんな生き方があるんだ」ということを思わされます。たぶん多くの方はそう思うと思います。彼は損得で生きていません。

もし損得で生きていたら、ファミリーマートの店員はすぐに辞めているはずです。

 

 

現在、彼は30歳を超えています。

世間一般では、サラリーマンなど徐々に昇格して給料も上がってきているという感じの年齢です。そんななかでアルバイトでコンビニ店員を長年主軸に生きているということは、馬鹿げていると感じる人もいると思います。

 

でも、立場を上げていくことだけが本当に幸福なのでしょうか?

立場主義で立場を上げることこそ幸せになれるのだと信じて、ストレスを抱えながらもそれは幻想であり、成長痛なのだと自己洗脳する。別のことをすればより幸せになれるかもしれないのに、築き上げた立場が崩壊することを恐れて嫌々ながらも留まり続ける。

価値=立場と捉え、それが崩壊すると自分の価値がなくなると恐怖に怯えてしまう。そんな人は多いのではないでしょうか?

そういう立場主義の意識が強い人ほど、リストラで首切りになったときに精神的に大きなダメージを受けて生きる意味を見出せなくなるのではないかと私は危惧しています。

また、立場が上がっていったとしても嫌々仕事をしている人は、いつまでたっても仮の幸福しか得られないでしょう。そして、定年退職後に自分の価値である立場がなくなり、首切り同様に生きる意味を見出せなくなるでしょう。

 

「世間体が〜」とか「周りが〜」とかそういうことではなく、彼は今の”好き”を大切に生きています。そういう生き方を私は素晴らしいと思います。

他者からどう見られるかではなく、自分のしたいことをするということは、多くの人はできていないと思います。

 

自分のしたいことをやっている人は、嫌々やっている人と振る舞いが違います。生き生きとしてくるのです。

加藤さんからは虚像のホスピタリティではなく、真のホスピタリティを感じます。

嫌々ながらも働いている接客業の従業員は、演じているということが分かります。ほとんどはそうです。ただお金を稼ぐために、一定時間ロボットになっているような感じの人は多いでしょう。

しかし、加藤さんからはそういう感じが全く見えてこないのです。実際に会ってよりそう感じています。

 

最後にお願いです。

私自身どのくらいかは全く想像できませんが、ここまで読んで、加藤さんに会いたいと思われた方がいらっしゃると思います。会いに行かれるのは結構です。

しかし、店や加藤さんにとって迷惑になる行為はやめて頂きたく思います。

 

 

例えば、無許可で撮影するという行為です。

コンビニ内は原則無許可での撮影は禁止です。そもそも無断で撮影することは肖像権の侵害になります。

<追記 2019.12.4>

 

このように、現在は店舗側でもあらたにルールが定められました。

 

「すでに撮影した動画がインターネットで出回ってるじゃん! そういうのがあるのに何で?」という方もいらっしゃると思いますが、あれに関しては出てしまったからどうしようもないような感じです。あれだけ拡散されてしまうともう消せません。

あの動画の撮影も良くないことではあるのですが、こんなに真摯に働いている人がいるという加藤さんへの賞賛や店の売り上げ増加、また、ファミリーマートにはこんな従業員がいるというプラスの影響が多くあったと思われます。

 

2014年に話題になったとき、撮影をする人や冷やかしをする人、ただ見物をする人などが増えて通常営業に支障をきたすなどの問題が出ました。そのため、加藤さんも好ましく思っておらず、写真撮影はしないようにお願いしているそうです。

2014年にアップロードされた動画以降、ファミリーマートでの様子の動画が増えていないのは多くの方がそのことを理解しているからです。もしそういうことをしたいと思っていたとしても、思いとどまっているのです。

皆様もご理解ください。

 

観察するだけというのも失礼ですし、邪魔なだけです。何か購入しましょう。

くれぐれもモラルを守って訪れるようにお願いします。

 

私もじっくりとお話ししたことはないのですが、イベント等ではじっくりとお話しできる機会があると思います。 ファミリーマートで業務中は、業務の妨害になりますし他のお客さんにも迷惑になりますので、長話や世間話等は控えましょう。

2017年の情報なので(こちらの内容 http://waraontv.hatenablog.com/entry/2017/08/23/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%81%AE%E5%8A%A0%E8%97%A4%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E4%BB%8A%E3%83%BB%E7%8F%BE%E5%9C%A8%EF%BC%81%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88)現在はどうなのかは知りませんが、名古屋・栄にある旅BAR(http://world-banquet.net/)によく訪れているそうです。

ここに行けば会えるかもしれません。じっくりとお話ししたい方は、業務外のところでお願いします。業務外といっても業務が終わる時間まで待ち伏せするとかそういうのは、おやめください。ここまで書く必要はないと思いますが、想像力が残念な人も少なからずいらっしゃると思うので細心の注意を払って書いています。

 

私のブログ記事によってトラブルが起きるようなことのないよう細かく注意を促しております。皆様、よろしくお願いします。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。このブログをこれからも読みたいと思われた方は、ブックマークやお気に入り、RSSなどに登録をお願いします。

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