Suicaと自分

こんにちは ユウジです。

みなさんは Suica 、PASMO または交通系のICカードをお持ちですよね?

私がはじめてお金の未来を感じたのは、Suica です。それは、2006年だったと思います。

Suica は、2001年に始まったICカードですので、その時には既に5年が経過していました。

今から12年前のことです。当時は小学3年生でした。

自動改札機にカードを当てるだけで、乗車券として機能し決済が完了するという仕組みは革命的でした。

これにより、首都圏のJRの混雑時間が少し減りました。

きっぷを買わずに済むようになったため、券売機の行列は急激に短くなりました。(ICカードが普及した2018年現在においても、なぜか関西では行列が続いています。不思議ですね。)

きっぷに比べて自動改札内のコンピューター認証速度がとても早くなり、自動改札通過速度も向上してよりスムーズに改札の出入りができるようになりました。認証速度のみならず、切符を入れてから出すという機械的な可動部分もなくなったことも速度向上と高寿命化に大きく貢献しています。

2007年の夏に確か私が Suica を持つようになったと思います。

その当時、小学4年生でした。

前に記事に書きましたが(こちら https://yuji-yamada.com/youtube-i)、私は YouTube で色々なことを結構学んでいます。その当時 Suica のCMを結構観ていました。 Suica とはどういうものかという知識はそれを観ながらつけていました。そんななかで、カッコいいから欲しいと思うようになり親に Suica 欲しいと言った記憶が鮮明に残っています。

別に Suica が何か遊び道具になるわけでもなく、そんなもの普通の子どもは興味を持たないものなんですが、私は違いました。

2007年3月18日、首都圏の私鉄・地下鉄・バスの連盟的なものが Suicaと同じくICカード乗車券である PASMO のサービスを開始しました。加盟している首都圏の鉄道会社などが一斉にサービス開始しました。このような首都圏の私鉄を中心としたJRを除いた連盟的なものは、それ以前から存在していました。

パスネットという磁気プリペイドカード(テレフォンカードやクオカードの全時代的なもの)を、加盟会社局ならどこでも使用できるということをしていました。関西でもそのようなJRを除いた連盟的なものが存在しており、同様の様式のスルッとKANSAIがありました。

首都圏ではどこが先頭に立って引っ張ってきたのかは分かりませんが、関西では阪急電鉄が先頭に立って打倒JR的な感じで頑張っています。近年は、近鉄・京阪・南海などがJRに歩み寄るような感じに変わり、その力も廃れてきています。関西のやり方は大失敗でしたが、首都圏の連盟は大成功しました。

この辺りは長くなるので、今回は割愛します。

私の当時の最寄の路線は京王井の頭線でした。京王電鉄はパスネットに入っていて、非常に大きな鉄道会社であるので2007年3月18日に PASMO のサービスを開始しました。パスネットグループに入っていても、小さな鉄道会社は対応が遅れたりしていました。

PASMO が始まるまではJR東日本は Suica でスムーズに通れるが、首都圏の私鉄は自動改札に入れなければならない磁気カードのパスネットを使っているという状況でした。JRに技術的・サービス的に大きな遅れを取る状況でした。首都圏はJRが大きな骨組みを作るような鉄道路線ネットワークを形成していますので、私鉄がどんなに頑張ってもJRなくては成り立たないようになっています。(JRアンチなら、都内を地下鉄だけで移動することがあるかもしれませんが(実際にやろうと思えばできます。)、そんな人は稀です。)

”パスネットがJRで使えない”

” Suica が私鉄・地下鉄・バスで使えない”

こんな状況を解消しようということで、私鉄連盟は PASMO 導入に踏み切ったようです。

PASMO はこれまでの考え方を改め、最初からJRとの相互利用可能という仕様になりました。JR東日本も「ソフト更新して対応しますよ!」というような感じで、すんなりと受け入れたそうです。そりゃそうですよね。常磐線や中央線など私鉄・地下鉄から乗客が来る状況でダメなんて言えるわけないですよね。

関西は残念ながらそういうのがないので、大人の事情が働きまくっています。

要するに2007年3月18日から

私鉄・地下鉄・バスユーザーは、 PASMO でJRに

JRユーザーは、 Suica で私鉄・地下鉄・バスに

ということが可能になったということなんです。

だから、2007年はICカードはもう当たり前なんだという環境に変わりました。そんななかで、私が Suica 欲しいと言ったら、すんなりと親に受け入れられたという感じでしたね。

最寄りが京王なので普通は Suica じゃなくて PASMO なんですけど、私は上に書いてきたようなことを認識し、 Suica の動画もよく観ていたということから 絶対に Suica だと曲げませんでした。

今でも曲げませんよ。笑笑

今はさらに、Apple Pay に対応しましたからね。ハッキリ言って他の交通系ICなんて不要なんですよね。

今の Apple Pay インの Suica は、関西などの他地域や首都圏の私鉄ユーザーの人であってもアプリ上で無料で新規カードを発行できます。最強ですよね。

そういうわけで、2007年の夏に京王井の頭線が最寄りであるにも関わらず、中央線の阿佐ヶ谷駅まで親と行ってカードを発行しました。今年で11年になりますが、今も現役です。小という字が薄っすら見えています。

iPhone SE なので、機種変更するか Apple Watch を購入しない限りはカードを使わなければなりません。

Suica

このデザイン実は、現在使用されていないんです。現行のデザインは Suica ロゴが右上に移動して、ペンギンは正面を向いています。※こちらのサイトで熱心なコレクターの方が、詳しく紹介されています。http://www.geocities.jp/collectionsuica/ ※5チャンネルにもスレッドがあります。「Suica」のペンギンがどっち向いてるかで古参か新参か判別可能な件http://fox.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1404213919/

201系 中央線

↑wikipediaより

当時はオレンジ色の201系が全力で走っていました。中央特快や青梅特快などを前面に出していたのが懐かしい〜

あの方向幕の形状で豆という漢字を覚えましたからね。これより前のサボの時代はもっと豆っぽかった。

分かる方だけ分かっていただければ結構です。

その後、祖父にこういうことを言われたことを今も覚えています。

「このカードにどうやってお金が入っているんだろうね?」

「それがお金だと認められてるって信じられないことだね」

こういう感じのことをカードを見て言われました。

「確かに...」「なんでなんだろう」と一つの疑問が生まれました。

それと同時にお金ってなんだろうという疑問も生まれました。

チャージするときに1,000円札入れるから、「それ押し込んでこの中に入れてるのか」なんてことも思ったりしました。バカみたいですけど、まあ小学4年生ですからね。

今の小学4年生は、生まれた時から存在していたものなのできっと疑問は出てこないのでしょうね。「そんなの簡単じゃん!お金がデータに変わったんだよ!」こんな風に今の小学4年生なら言うでしょう。

それくらい世代間ギャップはありますよ。

だから20歳の私でも、その若い方達のことを真に理解することは不可能なのだと認識しています。いつまでも偉ぶらないで生きていきたいと思っています。

こうやって不思議なことが、コンピューターによって実現している。

モバイルSuica や View Suica なら、券売機でお札突っ込んでチャージすることも無くなるということを当時 YouTube でも観ていましたので

「もう硬貨や紙幣なんていらないんじゃないか?」とその当時はじめて思いました。

この当時から見て1年半後にあたる2009年1月には、もうすぐ10年になる今話題の暗号通貨(仮想通貨)の”ビットコイン”が誕生します。また、当時は2007年なので iPhone も誕生しています。

コンピューターと経済において急速な進展が見られたこの時期に、そのように新しいものにちょっとでも触れられ、そして主体的に調べることができたことは、私にとって人生において意味あることだったと思います。

どれくらい?客観的に数値化したら?と聞かれても答えることは困難ですが、その蓄積は無意味でなかったことは明白です。

当時、東京にいたことが私にとってとても価値あるものだったと感じています。東京にいなかったらこんなこと間違いなく無理でしたよ。徳島・愛媛に関しては今だに自動改札なしで切符を駅員に見せるという前時代的な状況ですし、北陸二県も新幹線のお陰で自動改札がやっと入るようになりましたしね。

こないだ金沢行った時は衝撃を受けましましたよ。現金オンリーばかりということに

キャッシュレス化は、交通系ICの力が大きいと思います。交通系ICがそもそも存在していない地域でそんなことに対応するインセンティブも働かないのでしょう。(最も単純で身近なキャッシュレスというと、それになるでしょうから)

ということで、徳島や愛媛のようなところに”QRコード決済を導入してみようかな?”って政府は考えていたりしています。悪くはないけど、辺鄙な場所に入って決済システムが変わると面倒臭いなって都会に住む私から見ると思ってしまいます。現金オンリーよりは大きな進歩だと評価はしますがね。

ということで、ここまでお読みくださりありがとうございました。

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