日本のタピオカ人気から見えるもの

こんにちは ユウジです。

 

皆さんはタピオカをご存知ですか? たぶん多くの方はご存知だと思います。

先月末(2019年3月)、新元号発表を前に多くのマスコミが街に出て、人々に次はどんな元号になると思うかについて聞き取り調査をしていたことは記憶に新しいと思います。とあるマスコミが、とある女子高生に渋谷で聞いたときに、出てきた新元号に多くの人は衝撃を受けました。

それは、”タピオカ”です。

目次

...Σ Д≡( /)/エェッ!

多くの人々はこういう反応をしたと思います。私もしました。

 

「 Σ ゚Д゚≡( /)/エェッ! 」は、素直な感情として良いと思います。

┐(´c_` ;)┌ ダメダコリャ・・・ 」などの反応が第一に出るのは、あまり良くないと個人的に思います。

 

その後が、大事です。

 

日本終わった。。。

Twitterで流行っている「敗戦国の末路」

知性のかけらもない

元号を何だと思っているんだ!

ゆとり世代はロクでもないな!

今時の子は話にならんな!

義務教育はどうなってるんだ!

 

こういう風に思ってしまうのはよくないと思います。

別にこういう回答をする彼女らに共感をしろ!と言いたい訳ではありません。私も「そう思うよ!」と共感することはできません。共感なんて出来なくて問題ありません。

 

まあ、彼女らも本気でそう言っているのではなく、彼女らなりに冗談を交えて言っているのだと思います。(ここは憶測になりますが、たぶん本気でそう思ってはいないと思います。)

真面目に漢字二文字を考えて回答するだけが正しいと私は思いません。冗談も良いね=正しいと言える方が私は良いのではなないかと思います。

「天皇陛下に対する冒涜だ!」と捉える右派・愛国者の方には、「そうですか。ご自由に。」という感じに返しますが、そんな思想的に深く入り込まない多くの人に対しては、「何でそんなに硬く捉えるのですか?」と返します。たぶん殆どは自分自身でよく分からずに言っているだけのような気がします。

 

共感は出来なくても、ダメと言わずにそういう回答もあるんだと排除しない姿勢が私は重要だと思います。そこから見えてくるものはある筈です。女子高生から「タピオカ」という文字列が出てくることの背景を考えてみたら何か見えてくるのではないでしょうか?

 

私は、今新たに”異文化が融合してきている”ということを感じました。タピオカは、台湾発祥の飲み物です。それが今、女子高生を中心に日本の若い世代に人気の飲み物になっているのです。

 

タピオカティー、またはパールミルクティーはミルクティーに大粒のタピオカパール(スターチボール)を入れた台湾発祥の飲料。タピオカパールをストローで吸い込む感覚と、くにゃっとした食感(台湾ではこれをQQ感と呼ぶ)が楽しめるのが特徴。おもに冷たくして飲むが、ホットのものもある。

 

海外の食文化が入り込んでいるのです。言い換えると海外の文化を日本が吸収しているのです。日本がというと”政府が”という感じに硬くなりがちですが(政府がという可能性も少なからずあるかもしれません。)、私は”日本を構成する日本に住む多くの人が”という意味で吸収していると思っています。

 

日本って、海外から様々なモノ・コトを取り入れてきた歴史がありますよね。

漢字

コメ

お茶

仏教

キリスト教

...etc

 

その歴史は今と全く無関係なわけがありません。繋がっているのです。そういう受け継がれてきた日本のスタイル(異文化吸収)が今、まさに起こっているのです。

街を歩いてみてください。タピオカの店が多くないですか?

東京や大阪では最近、急激に増えています。

タピオカ専門店 新規開業

今、まさに新しい歴史が生まれているときです。

同じような例をあげると、1970年代に日本に急激にファストフードが浸透していきました。ケンタッキーフライドチキン、マクドナルドなどがそれを牽引しました。

これはアメリカの食文化の吸収と言えます。近年はアジアを中心とした文化吸収の波が来ているように感じます。その一つがタピオカだと思います。

 

こういう時に大きなチャンスがあると思います。

タピオカの店を始めてみるというのも面白いかもしれません。タピオカに特化した何かを初めてみても良いかもしれません。直接というのはなかなか難しいかもしれませんが、間接であれば今すぐにでも色々とできる気がします。

 

タピオカを飲んだことがないのであれば、まず飲んでみるというのも第一歩です。

 

触れもせず、斜に構えるような態度をとっても面白くありません。そうしていても新たな富は得られません。

女子高生中心に若年層に新しい文化が生まれている時に乗らないのは愚かです。新しい文化を最初に受容するのはこういう若年層です。その人たちを上手く操れると、莫大なお金を手にすることができるでしょう。後からその少し上の年齢層が乗っかって、次第に30代, 40代と広がり、数年後には全世代に広がっていきます。

 

これは何でも当てはまります。仮想通貨LINEもそうでした。

既成観念が少ないからこそ、若年層が今までの当たり前を覆していくのです。渋谷を闊歩する女子高生たちは、実際あまり知的には見えないかもしれません。しかしながら、彼女らから新たな気づきをもらえる可能性はあります。ただ単に否定して思考停止するのは辞めるべきです。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事