
こんにちは ユウジです。
5月30日、三菱UFJ銀行が6月10日から紙の通帳の新規発行を原則やめると発表しました。
これから三菱UFJ銀行の預金者・顧客は、スマートフォンやパソコンからインターネットにアクセスして、Web上で明細を見る"Eco通帳"を利用することになります。
2012年からEco通帳のサービスはあり、すでに利用している方は多いと思います。
預金者がスマートフォンを持っていなかったり、常時インターネットに触れられる環境ではない人には、”仕方なく”という感じで紙の通帳の発行を行うようですが、そうではない人には6月10日以降はEco通帳の利用を強く推奨していくという方針のようです。
インターネット常時接続の環境は、もはや基本的人権のなかに入っているようなものなので、ほとんどの人は当然Eco通帳を利用していくことになります。
基本的にインターネットについての理解が困難な人にのみ、紙の通帳が利用できます。
なんかこれに不安を覚える声が多いみたいですけど、何でなんでしょうかね?
紙でないと不安に思うという不思議な人が割と多くいます。そう言っている人がインターネットを触れていないかというと、そうではなかったりします。
紙の通帳はモノとして直接手で触れられるから、いざという時に安心できそうとか言っている人がいますが、紙であったとしても顧客の口座情報は全てコンピュータによって管理されているので根幹部はとっくの昔に紙なんか使わなくなりました。
いざという時はキャッシュカードがあれば問題ありません。多くの銀行ではATMで通帳のみでの引き出しは出来ず、キャッシュカードを必要としています。紙の通帳なしでキャッシュカードのみで引き出すことは可能です。
紙の通帳の裏表紙には黒い磁気があり、そこで読み取って情報入出力を行なっていますが、磁気を使っている時点でもう技術は古いです。一方キャッシュカードはICチップを使っており、技術的に新しいです。
近頃はキャッシュカードとVISAやMasterCardが一体化したデビッドカードというものも普及してきています。銀行口座とひも付き、決済時に即時口座から引き落とすという仕組みです。銀行口座の預金額の範囲でのみ利用できますので、借金を背負うことはあり得ません。預金額を上回る金額の決済時は決済完了できませんので安全です。
キャッシュレス・ペーパーレスと国全体で進められているなかで、未だに紙の通帳にこだわるのは不思議です。スマホでパッと見れば済むことに無駄なコストを掛ける必要はありません。
ユーザーインターフェースがどんどん良くなり、殆どの人が難しい知識なしに様々なことを行える時代です。明細がネットになっても殆どの人はクリアできます。
頑固者もそのうち我慢ができずに時代の流れに乗ってくることでしょう。
いま、PayPayやLINE Payなど各種キャッシュレスは、シェア争いに躍起になっています。そんななかで、それらキャッシュレス利用者に少額のお金が増えるということはよくあります。
小さなことの繰り返しで、現金とキャッシュレスで得と損は広がっていきます。
世の中、根拠もなく不安という感情だけで逆張りしても何も得られません。
不安なんてものに皆さん縛られないでください。