
こんにちは ユウジです。
今日は朝日新聞デジタルに2018年11月10日の18時25分に公開された記事を元に書いて行きます。紙の新聞は読んでいませんので、そちらがどのようになっているかは知りません。
日本の英語力は非英語圏で49位――。スイスに本部のある国際語学教育機関が今月、英語を母語としない88カ国・地域を対象に調べた「英語能力指数」を公表した。日本は3年連続で、5段階で下から2番目の「低い」と認定された。

「中学生・高校生の生活と意識-日本・アメリカ・中国・韓国の比較」(日本青少年研究所,2009年2月)
少し古いデータですが、日本の高校生は、海外留学に対するモチベーションが低い人が多いことが分かります。もし可能であれば外国へ留学したいと答える割合が米国、中国、韓国では高いのに対して、日本では留学を希望しない割合が高くなっています。
「もし可能であれば」という文言が入っているにも関わらず、このような結果が出たことは非常に残念なことです。日本ではこどもの格差が増大していますが、経済的に様々な経験への制約、諦めを強いられることの常態化により「もし」という夢すら見られなくなってしまったのではないかと感じます。日本人の将来への不安が反映されていて、とりあえず現状維持に努めようとする志向も表れたと言えるでしょう。教育以上に経済的なストレスなんでしょうね。
「もし」でさえ留学を希望しないという状況で奨学金の拡充より日常の生活への経済支援を拡充すべきであると私は思います。
日本は現在、世界的な競争力の低下が続いています。
海外映画や海外の映像等を観てもそれが顕著に表れています。20年程前までは、映画に登場するテレビといえばSONYでしたよね。最近は、ハリウッド映画観ても SONYよりもSAMSUNGやLGの登場シーンが多くなってないですか?私はそんな気がします。
液晶テレビで「世界の亀山」と謳っていたシャープも今や鴻海傘下です。雁行型発展が東アジアの諸外国を中心に進んで、価格競争力では日本は勝ち目がありません。
日本においては、そのような大企業の下に大量の子会社、発注を受ける中小企業があり、大企業の世界的競争力失速の影響が多くの日本国民に波及しています。若年層が世界から目を逸らしている現状で世界シェアを回復することは難しいんじゃないでしょうか?
ということで、まあ英語は学んで損はないと思いますよ。
技術革新で自動翻訳が進んで、2ヶ国語以上言語習得しなくても大丈夫だろうという考えの方も、最近は増えているのではないかと思います。私はそれでも別に問題だとは思いません。
実際に、Google 翻訳 の精度は、5年前なんかと比較すると次元が変わっているような感じです。ビッグデータを元に AI がどんどん賢くなっているのです。人間の記憶力なんてコンピューターと勝負できるわけがありません。コンピューターは疲れることなんてありませんから、ず〜っとこうしている間にも勉強しているのです。どんなに勉強熱心な人間でも敵いません。
コンピューターの自動翻訳の未来を信じる人も、日頃から英語発信の情報に触れておくことは必要です。自動翻訳を活用してどんどん冒険して行ってください。
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