水没しても売れる? MacBook Pro('17)を売却してM1Airへ

B!

こんにちは、ユウジです。

 

突然ですが、あなたはノートパソコンを水没させた経験はありますか?

2021年1月25日の朝、私は23年生きてきて初めてその経験をしました。

 

私が挨拶の後に、読者の皆様に問いかけたように、本当に「突然」の出来事でした。

起床後、MacBook Pro を操作しようとしていると、右脇に置いてあった飲み掛けのコップに不意に手を当ててしまい、水がキーボードにドバッと流出していきました。

 

くびれの辺りまで水が入っていたので、ガッツリ水没!

 

水はコップに6割くらい入っていて、それがほぼ全て流れて行きました...。

起床後の寝ぼけた頭でしたので、それをボーっと眺めているだけでした。「ああ〜!!」という悲嘆も早く事態を解消しよう( MacBook Pro を救出しよう)という行動も起きず、呆然としてしまいました。

 

自分がしたことなのに、まるで他人事でした。

 

前置きはこのくらいにして、今回は水没した MacBook Pro の売却と私自身の心境変化について書いていきます。水没したものが売れるのかどうかだけ知りたい方は、この下にある目次2番へ進んでください。

 

目次

水没後の MacBook Pro と私の変化

 

何か衝撃的な失敗をしたとき、多くの人はそれを鮮明に記憶しようとします。

新たな何かが脳に取り込まれ、まるで模様替えをしたかのように雰囲気を変えられていきます。

あまりの急変に脳は疲れ、ときには憂鬱になったり、逆にハイになったり...

 

MacBook Pro の変化

MacBook Pro は、水に濡れた瞬間から直後はまだ生きていました。

水がかかって即ダメになるというのではなく、徐々に機能を停止していきました。

 

まずトラックパッド(Windowsパソコンでいうタッチパッド)がダウンしました。

触っても画面上のカーソルが動かなくなりました。

冷たい飲料を飲んだ後など、水滴が指先に残っていると正しく動作しなくなりますが、一時的なもので乾くと治ります。ノートパソコンをカフェなどに持って行って作業した経験がある方ならお分かりかと思います。

 

 

このままでは動かなくなると判断し、繋がったケーブル類を外して、MacBook Pro全体をUSB-Cポートのある側(左)へ傾けました。

キーボードから内部に入った水をUSB-Cから外へ出そうと考えたのです。

こうやって書いている今になって考えると、「キーボードを真下に向けた方が、抜けやすいだろう!」と当時の私にツッコミたくなってきます。本当に寝ぼけていたんだなぁ...。

 

 

こういう時って、なぜか時間がゆっくり流れていくので正確性は乏しいですが

水にかかって1分くらい経ったときに液晶がついに真っ暗になりました。

この瞬間が一番ショックでした。

 

切れた直後に電源ボタンを何度も押しましたが、もう復帰しなくなりました。

あとからiPhoneを使ってネットで調べてみると、”水没直後には電源ボタンを押してはいけない!最悪内部回路がショートして余計に悪くなってしまう”という情報がありました。

心臓が止まった人への心臓マッサージのごとく何度も電源ボタンを押したことは、最悪な行動でした。

 

 

 

その後、ドライヤーを当てたりしたものの変わらず(これもアルミの筐体から熱が内部に伝わって悪影響を及ぼすという情報をiPhoneを通して確認しました。)、タオルを敷いてキーボードを下にした状態で、その日は夜まで放置しました。夜になっても起動はせず...

2日、3日 ...、1週間と経過しても起動はせず、帰らぬコンピュータになってしまいました。

 

 

私の変化1 なんとかなるだろう

コップを倒した瞬間から直後は、ボ〜ッとしていて何も感じていませんでした。

数秒後にやっと「あ、やってしまった。」と脳が働きだしました。

 

しかし、「ああ〜、しまった!」という悲観や嘆きはなく、「なんとかなるだろう」という楽観が思考を占めていました。誰かが亡くなったときに「そんなはずはない!生きている」と信じるようなもので、私は目の前の MacBook Pro は死なないと信じていました。

 

数時間後に半信半疑レベルまで信じなくなり、一日が経過すると信じなくなりました。

 

私の変化2 あきらめ(もうiPhoneだけでいこう)

もう放置するだけでは無理だと悟ると、あきらめに入りました。

修理しても10万円前後は掛かるし、新型に買い換えても15万円は掛かる...。

旧世代のものを10万出して治す選択はあり得ないから、新型を買うしかないな。

 

昨年4月に就職し、学生から会社員に変わりましたが、ただでさえ慣れない新卒1年目に加えてコロナ禍。日に日に仕事に疲れ、当ブログの更新頻度は落ちていき、夏からはずっと滞った状態になりました。

 

プライベートの時間が一気に圧縮され、アウトプットする気力はなくなり、インプットばかりに MacBook Pro を使うようになってしまいました。インプットばかりならiPhoneで十分です。

 

もうノートパソコンを持つのは諦めようと、しばらくは思いました。

 

 

私の変化3 これを機にM1に乗り換えよう

しばらくはノートパソコンを手放してしまおうと考えましたが、MacBook Pro を買った学生時代の上昇志向をこんな下らないことで潰してはいけないと思い直しました。

 

私が持っていた MacBook Pro は、2017年のTouch Barなし13インチモデル。

当時は動画編集や画像編集など、どんな方向にも進んでいけるように、メモリを通常の8GBから16GBに増量しました。こういう背伸びの投資は大切にしたいと改めて感じています。

 

 

MacBook Pro の最新型は、2020年秋に発表されたM1モデルです。

初めてApple自社開発のチップ(M1)を搭載したモデルで、従来のIntel搭載モデルに比べて飛躍的に性能が上がっていると話題です。

 

水没の次日の夜、私はヨドバシ梅田で見てきました。

※ヨドバシカメラでは店内での撮影を全面的に認められています。

MacBook Pro(M1) ヨドバシ梅田にて

 

筐体は、2017年モデルと殆ど変わっていません。

ただ、個人的に Touch Bar は好きではありません。私が以前購入した2017年モデルを最後に、Touch Bar なしモデルは選択できなくなっています。

当時もTouch Barが嫌で、あえてTouch Barなしモデルを購入しました。

 

2021年に発売されると予想されているモデル(M2?)では、Touch Bar がなくなってファンクションキーに戻ることが、様々なサイトでリークされています。

 

 

MacBook Air(M1) ヨドバシ梅田にて

 

こちらはM1チップ搭載の MacBook Air です。Proと同時期に発表されました。

Proも進化していますが、Airもかなり進化しています。

2017年モデルの MacBook Pro よりも高性能で、本当に触っていて驚きました。ファンクションキーもあります。

 

 

これならAirで良いな!!」と感じ、Appple公式でメモリを16GBに増量したAirを注文しました。Pro から Air ということで、製品グレードは落ちましたが、それでも性能はかなり上がっています。

 

動画編集などの重い作業で使うYouTuberも、割とAirに変えているのを見ます。

フルHDや4Kのちょっとした編集ならAirでも全然問題ないそうで、熱くもならないそうです。

今のところブログメインな私には、Airで十分だと思っていますし、いまこの記事を編集していてもAirで満足しています。

 

MacBook Airを注文したのは1月28日。

到着は2月22日でした。

コロナ禍によるリモートワーク増加での需要増と、性能アップによって買い替え需要が高まっていることで、非常に時間が掛かりました。

 

MacBook Pro を売却

最初はApple公式の無料リサイクルを検討

 

 

Appleは、Apple Trade In というApple製品の買取またはリサイクルのサービスも行っています。

新しい製品が届いた後に、古い製品を宅配便集荷でAppleに送ることで、査定後に銀行口座に入金されたりApple Storeギフトが貰えるというものです。起動不可の場合は無料でリサイクルしてくれます。

 

起動不可のものはどこも買い取ってくれないだろうし、ヤフオクやメルカリで自分で売るのもデータ入ったままだから怖い...。そういう場合に、Apple Trade In は安心して処分できます。

 

 

Appleが公式でやっているサービスなので、信頼感が違います。

データは完全消去され、筐体などはリサイクルされ、新しい製品の材料に使われます。

 

最初は買取ではなく、Appleに任せることを考えました。

 

 

水没した機種でも値が付く!?

様々な不安からAppleに任せようと考えました。

しかし、iPhoneを通して「水没 Mac 買取」などと検索すると、買取ができる業者がいくつもヒットしました。

 

水没して起動しなくなった MacBook Pro 2018
12,000円でのお買取でした。

 

こういった情報を見て、「ジャンク品でも割と高い値段で買い取ってもらえるのか」と驚きました。

1万円が入ってくるなら美味しいと私は思いました。

 

こういった業者は何のために買い取っているのかというと、部品取りです。

例えば、キーボード側が水没してもディスプレイ側の部品が無傷なら、それを画面修理の際に再利用できます。また、アルミの筐体も綺麗な状態ならたぶん再利用できると思います。

単なるリサイクルショップではなく、修理も行っているところはこのような買取ができるのです。

 

もちろんSSDやHDDは再利用なんて出来ないので、しっかりと破壊して貰えます。

 

複数業者に簡易査定を依頼

今回は5社に簡易査定を依頼しました。

簡易査定は現物確認なしでメールで状況を伝えて、大体の金額を見積もってもらうことです。

 

こんな感じでした。(全て同じ日に査定依頼を出したので、返信の早い順です。)

1社目:最低額5,000円 「数千円でも入るなら良いか」

2社目:10,200円 「おぉ、ここにしよう!家からも近い!」

3社目:4,000円 「ここはないな!」

4社目:8,000円 「ここもないな!」

 

ここまで来ると、もう2社目より高い査定はなさそうだと思いました。

ラスト5社目の返信は営業日外ということもあり、少し遅れていました。

 

遅れて5社目のメールが届き、タップすると...。

買取最低保証金額:21,000円

買取上限金額:31,000円

おぉ、2万円を超えた!!」と興奮しました。

 

【比較結果】熊本県の業者が最高値だった

 

今回の買取査定が最も高かった5社目ですが、熊本県にあるMACSELL(マクセル)という業者でした。

この業者は名前から分かるように、Macの買取を専門とした業者です。
最近は、Microsoftが販売するスタイリッシュなSurfaceも取り扱うようになっています。
プロからの修理受託も行っているくらい技術力のある業者であるため、ジャンク品でも高価買取ができるとHPには書かれています。また、広告費を一切かけていないこともその理由だそうです。
ネット広告を出さないことで、その分だけ査定額を高くしているそうです。
この記事はもちろん企業案件ではありません。
MACSELLからは、査定金額しか受け取っていません。
査定の際にブログで紹介するということも伝えていませんので、純粋な一顧客として特別待遇は全く受けていません。

 

MACSELLに決定! 買取手続から完了まで

 

まず買取依頼書をHPから印刷し、免許証などの本人確認書類のコピーを取ります。

必要事項を記入した買取依頼書と免許証コピーを同封して、宅配便の集荷で送って終了です。

MacBook Air の箱(化粧箱をさらに覆う段ボール箱)を再利用

 

 

業者に到着した当日にすぐ査定が行われ、買取金額は21,000円で確定しました。

翌日にすぐに入金されました。

 

 

発送から入金完了まで非常にスピーディでした。

査定価格も高く大満足です。

 

状態や製品によっては他の業者の方が高く買い取ってくれるかもしれませんが、MACSELLさんは皆さんにお勧めできる業者です。

 

火の用心ならぬ水の用心

今回、生まれて初めてデジタル機器を水没させたことで、リスク管理の勉強になりました。

知識として分かっていることと、実際に経験して分かったことでは、重みが全然違ってきます。今ではもうポジティブに捉えています。

 

今は新しい MacBook Air を使っていますが、水没させた経験から水にはこれまで以上に用心するようになりました。飲料はなるべく遠ざけるようになりました。

コロナ禍で、飲むとき以外はマスクをしないと顰蹙を買うような時代ですので、最近はカフェで作業することはなくなりました。今はカフェなどの小さなテーブルだと少し怖いなと感じています。

 

水没で起動不可になったら、業者に買い取ってもらおう!

水没することなんて多くはありませんし、絶対に避けたいことです。しかし、もし水没して起動不可になった場合、自分でヤフオクやメルカリで売るのはお勧めしません。

専門業者に買い取ってもらえば、SSDやHDDのデータを完全消去してもらえるので安心です!!

 

せっかくブランド品のApple製品を持っているのなら、手放すときにはどんな状況でもお金をゲットしましょう。

最新の記事はこちらから